■行先■ 御船の滝(奈良県吉野郡川上村)
■山行日■ 2011年1月16日(日) 雪のち曇り
■コース■ 井氷鹿の里Pからピストン
杉の湯横の道の駅売店のおじさんに、路面の状況、滝の様子などを聞くと、イラストマップを渡してくれた。
滝はしっかり凍り付いているらしい。
心配なのは、そこまでの路面の状態。

国道169号武木(たきぎ)口から林道井光線に入る。
雪が激しく舞っている。

国道から井氷鹿(いびか)の里駐車場までは5,5キロ。
途中、スタックした車の救出を手助けしたり慣れないチェーンを付けたりで、1時間余りも時間がかかってしまった。
スタッドレスでも二輪駆動車はチェーンなしでは登りきれないみたい。
我が家はもちろん(悲しいことに)二駆《;~Д~》。
チェーンを付けている間にも歩いて登って行く人や『また出直してきます』と、諦めて帰っていく車もあった。

井氷鹿の里から林道は通行止めにはなっているけれど、四駆ならもう少し先まで入れるらしい。もちろん自己責任で。
進入していった車もあったけれど、1キロほど先で進めなくなり駐車していた。
滝まで2,6キロ。50分ほど林道を歩く。
上に進むほど雪はどんどん深くなってくる。

『御船の滝』の標識から山道に入る。
ここからわずか120メートル。
積雪の状況によっては、ここまで車で入ることができるらしい。

積雪は5、60センチくらいか。
谷に架かる丸木橋にも深い雪が積もっている。

山道に入って5分もしなうちに、樹間からブルーの氷が見えてきた。

滝壺は氷と雪に埋まっている。
想像したよりは小さな谷。
滝の5,6メートル傍まで近づくことができる。

正面から。
上段の滝はここからは見えないみたい。

薄いブルーが神秘的。
完全に凍っているわけではなく、氷の間からわずかに水しぶきがほとばしり出ている。
この姿、文殊菩薩を現わすともいわれ、知恵を授ける滝と伝えられているとか。

自然がなせる造形の美。

近づいて下から見上げる。



10メートルほど上の東屋からは、上段の滝も垣間見ることができたけれど、それとははっきり分からなかった。

休憩している間に、一瞬さっと日が射した。
スポットライトのように滝に光が当たり、氷がきらきら光る。(写真ではいまいちですが・・)
この日出会ったのは20人くらい。
中には4歳の坊やを連れた家族連れも。
飛騨の平湯大滝を厳冬期に見たことがある。
滝の大きさは比べ物にならないほど大きいけれど、かなり離れた所から眺めるだけ。
御船の滝。
小ぶりながら間近にその神秘的なブルーアイスを眺めることができた分、
その美しさを存分に味わうことができた気がする。
■コースタイム■
井氷鹿の里駐車場12:20―13:30御船の滝14:15―15:00駐車場
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