ルネオバの なんだかねぇ・・

山歩きの簡単レポなど・・・

2日目 その2 

2012/09/08
Sat. 13:43

小屋からキレットまでは10分くらいだった。
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下から数人登ってきたので「何人ですかーー?」と声をかけ、通過を待つ。
↓ キレットを見下ろす。
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キレットへの下り、信州側の眺め。
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反対側、キレットからの剱。
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キレットを下る。
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信州側から富山側へ、狭く薄暗いキレットを通り抜け、
さて、ここからがいよいよ鹿島槍への登りが始まる。
くどいようだけれど、ほんの短い距離でCT2時間半!
昭文社山と高原地図には、「急な登下降 鎖、ハシゴの連続」と書かれているが、
とにかく、ぐいぐいよじ登っていく!

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カクネ里の雪渓を見下ろす。
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嬉しいくらいにどんどん高度を稼ぐ。
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キレット小屋の屋根が小さく見えるのですが、分かりますか?


剣がますます迫る。
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同じような写真でスミマセン・・。

小休止。
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昨日はかなり暑かったけれど、この日は黒部側から吹き上がってくる涼しい風が心地よく、
キツイ登りもかなり助けられた。

・・・

北峰分岐の手前で、家族連れにすれ違う。
小学生くらいと高校生くらいの男の子とご両親。

え?この子、ここを行くの?
と、思わず声をかけてしまった。

聞くと、下の子は4年生だという。ジーンズにスニーカー。ザックなしの手ぶら。
ご両親も小さなザックで、見た感じ、それほど山慣れしているようには見えない。
余計なことを、と思いながら、黙っていることはできなかった。

「ここ、行かれるんですか?」の問いに、
「難しいですか?」と。
「ちょっと、子どもでは難しいと思いますけど・・。
ここ、(以前にも)歩かれてるんですか?」
「初めてです」・・という応えに、「やめた方が賢明だと思います」と言ってしまったけれど・・。

ご夫婦、顔を見合わせていたけれど、
お兄ちゃんの「行こ!」の声を合図に下って行ってしまった。

気になって、しばらく立ち止ったまま見送る。
すぐ下から「ここがキレットー?」と幼い声が聞こえてきた。

まだまだ、まだまだ先なのに・・・

・・・

10:45 小屋から1時間35分で北峰分岐に登りついた。
(くどいようですが・・汗)CT2時間半だから、かなり頑張った・・というか、
岩場のCTは甘めですから・・ (^^ゞ

北峰はすぐそこ。
三角点のある南峰より40メートルほど低く、7,8分もあれば登れる。

が、実はその昔、この北峰をパスしたのだ。
ヒーヒー言いながら分岐に登りつき、
「北峰なんていいよねー」とパスしてしまったのだ。
他のことはほとんど何も覚えていないのに、ずっとそのことだけが心に引っかかっていた。

あの、秀麗な双耳峰の片一方しか登っていない・・。

「ちょこちょこって行ってくるから~」
ここで待つという相方を残し、空身で北峰へ。

狭い山頂にはキレットから前後して登っていた単独さんと若い男の子3人組。

鹿島槍ヶ岳北峰(2842m)
DSC0218889.jpg
単独さんにシャッターをお願いする。
長年の宿題、やっと果たせました!ъ(^ー^)・・って、こだわる程のことではないのですが・・汗


南峰を望む。
すぐ下に、分岐で待つ相方の姿が。(分かりますか?)
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キレットを見下ろす。
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遠く白馬。
重なるように手前、五竜。あの向こうから今朝歩いてきたと思うと感慨深い。
あ、キレット小屋の屋根もやっぱり見えてます。
先ほどの親子はどの辺りかな・・と探してみたけれど、それと分からなかった。


分岐に戻り、吊尾根を南峰へ。
またこの南峰へのほんの15分ほどの登りのキツイこと!
もう着いた!感があるから、余計にきつく感じるんですね・・。

吊尾根から爺ケ岳。
DSC02198.jpg



11:35 南峰(2889,1m)到着。

北峰と違ってずいぶん広い山頂には、10人余りが休憩していた。
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牛首尾根の向こうに立山・黒部。
もう、剱とはこの位置からだと丁度真正面に向き合うことになるのだ。
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その手前の台地状の山は?・・・黒部別山だ!(この画像でははっきりしませんね・・ (>_<;)・・)

ちょっとアップで。
DSC02209c.jpg
あの黒部別山と牛首尾根の間を、黒部川が流れている・・。
黒部下ノ廊下・・。
9月から10月初め、峡谷を埋め尽くした雪が融けスノーブリッジとなりそれが安定し、
再び雪が降るまでのほんの一時期しか通れないルート・・。
一度は歩いてみたいと思いつつ、まだその思いが叶わない所だ。
昨年10月初めの地震による崩落で登山道が崩壊し通行止めに。今年もまだ通行の見通しはたっていないらしい。
多分、この先もずっと思うだけで終わってしまうんだろうな・・。

・・などなど思いながら・・。

北には、目の前に北峰。
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そして、キレットへから五竜へと連なる後立山の稜線。
DSC02202-.jpg

南は、爺ケ岳を経て針ノ木・蓮華へと連なる。
DSC02208moji.jpg


DSC02212cmoji.jpg

目の前の剱を眺めつつラーメンの昼食。
結局山頂で1時間ものんびりしていた。

今日のハイライトは終了。後は冷池まで下るだけだから・・と気楽に思っていたのだけれど、
すぐ下に見えていた布引山までCT40分、冷池までCT50分。
この最後の1時間半がだらだらと長く、疲れた足に堪えた。

8-9-1.jpg


布引山(2683m)から南峰。
DSC0221789.jpg


途中で足休めの休憩を入れながらどんどん下る。
山頂から、すぐ下に小さな尾根の出っ張りにしか見えなかった布引山だけど、
冷池近くから振り返ると、恐いくらいの高さに堂々とそそり立っていた。

樹林帯に入りしばらく行くと冷池のテント場に飛び出した。
結構長い一日だった。

13:45 テント場着。

DSC0223889.jpg

五竜のテント場も抜群のロケーションだったけれど、ここも同じくらい素晴らしかった。
8-9-5.jpg

冷池山荘はテント場から更に10分ほど下る。トイレが遠いのが難点。
ここも新築間もないようで綺麗な小屋だった。おまけに、屋内のトイレも使わせてくれるъ(^ー^)
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この日も昨日にも増して、感動的な日没だった。
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剱、小窓ノ頭辺り(?)に日が沈む・・。
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・・・。
声もなく佇む。
最後の一筋の光がひときわ輝きを増したかと思うと、
ふっ・・とギザギザの稜線に吸い込まれるように消えっていった。



・・・・

日程とお金の余裕があれば、このコース、キレット小屋泊まりにすれば、かなり楽に縦走できると思う。
五竜からの長い下り。そして、鹿島槍へよじ登るようなキツイ登り。
テント装備でこれを一日で・・というのは、やっぱりちょっとキツかった。
が、この日、快晴ながら前日よりは風もあり涼しく、かなりいいペースで歩けたのは幸運だったと思う。

さて、翌日は・・


3日目に続く

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コメント

ありがとうた

詳細なレポありがとう。

すばらしい景色ですね。
来週もお天気が良いといいのだけれど、、。

もう一泊あると、針の木、蓮華まで周回出来ますね。
針の木と蓮華は登りましたが、間の稜線が繋いでないので、
是非行きたいと思ってます。

それにしても、、テント泊装備で、、早いですね。

私達は、小屋泊でなるべく軽くして行きます。

ジオン #.Gac0atE | URL | 2012/09/08 21:46 * edit *

Re: 2日目 その2

近いうちに扇沢からキレット小屋泊で遠見尾根下りるコースを1泊でやる予定です。逆コースですがとても参考になりました。

結局子供達は行ってしまったのですね。。。
山があまりにも気軽になってしまっているのかもしれませんね。3000m級なのに。。。自己責任の世界ですが、一言声をかけられた勇気に脱帽です。新聞沙汰になってないのできっと無事通過されたのか、引き返したのでしょうね。私でもちょっとビビッているのですけれど 笑。

大阪から初めて夜間バスで松本まで行く予定です。3列シート?というのかな、寝れるか心配です。
バスで快適に過すコツなんてありますか?

かつお #- | URL | 2012/09/08 22:31 * edit *

Re: ありがとうた

> ジオンさん

ごめんなさいね、画像べたべた貼り付けただけのお粗末レポで・・
オマケに、画像多過ぎ?(^▽^;)>゛

> それにしても、、テント泊装備で、、早いですね。

あ、全然早くないです。下りはま、そこそこ人並み、ですが、
登りになると途端にブレーキがかかって・・(;´_`)
ジオンさんなら、もう全然大丈夫!!

> 私達は、小屋泊でなるべく軽くして行きます。

賢明だと思います。
お天気、祈ってますね!ъ(^ー^)

ルネオバ #- | URL | 2012/09/09 00:02 * edit *

Re: Re: 2日目 その2

> かつおさん

おお!一泊で扇沢から遠見尾根下山!?
先日の槍も軽々と行かれたみたいですし、かつおさんなら大丈夫でしょう!ъ(^ー^)
テン泊装備は重くてしんどいのはもちろんですが、後立は岩場が多いので、ザックが岩角にぶつかったりして押されたりしないようにずいぶん気を遣います。
小屋泊で軽量化、ささっと駆け抜けるというのは賢明な選択だと思います。
・・って偉そうに言ってますが・・ (^▽^;)>゛
私は、今回はちょっとね、テントにこだわりたかったんです・・

> 私でもちょっとビビッているのですけれど 笑。

あの、ですね、あくまでも一般ルートですのでそんな難しい所って無いと思うんですけど・・
でも、やはりお天気にも左右されますし、気をつけて行ってきてくださいね!ъ(^ー^)

> 大阪から初めて夜間バスで松本まで行く予定です。3列シート?というのかな、寝れるか心配です。
> バスで快適に過すコツなんてありますか?

う~ん、私も何度か利用しただけなのですが・・3列シートってかなり快適ですよ。
あの「○わやか 信州号」に比べると、格段の差があると思うのですが・・ (^^ゞ
座席は広い、リクライニングはかなりできるし、毛布はあるし・・
ま、山小屋と同じで、耳栓?ぐらいかな?
お天気祈ってます!

ルネオバ #- | URL | 2012/09/09 00:29 * edit *

Re: 2日目 その2

激下りやの
よじ登りやのは別にして
いいなぁ- の連続
南峰山頂でのスナップはいい表情してますよ
歩き通した喜びが溢れています

hanasaku #- | URL | 2012/09/11 13:47 * edit *

Re: 2日目 その2

自分たちが行った時は宝くじを引き当てただろうと言われる位3日とも雲一つ無く風も無しで五竜から冷池までは岩領地帯を9時間位歩きましたがテント装備が18キロ首からデジイチぶら下げていたので、よじ登る時邪魔で疲れ果てましたルネさん頑張りましたね冷池のテン場最高でしょう目の前の剱が近くて明け方は大観峰ロープウェイの駅の明かりまで見えます夜明けのモルゲンロートの時に鹿島槍ヶ岳から犬を連れて走ってきた外人が剱岳をバックに写真を撮り犬バカですからと、又駆け下りていきました、このコースは天気が良くないと行きたく無いですね。

乱丸 #vZbA1Su2 | URL | 2012/09/11 19:09 * edit *

Re: Re: 2日目 その2

> hanasakuさん

> 南峰山頂でのスナップはいい表情してますよ
> 歩き通した喜びが溢れています

でしょ!写真写りには、ちっとばかり自信がありますねん!
て、そういうことじゃ、ないですよね~ (⌒ロ⌒;)
あのお天気であの眺望!
山頂の皆さんどなたも、歩き通した喜びで輝いていました!ъ(^ー^)

ルネオバ #- | URL | 2012/09/12 14:19 * edit *

Re: Re: 2日目 その2

> 乱丸さん

行かれたの9月でしたよね!三日とも快晴!\(⌒O⌒)/
ホンマもんの宝くじも当てたいような気もしますが・・ともかく、
テント装備であのコース、おまけに、五竜から冷池までは確かにキツイですよね!
でも、それだけに、達成感も倍かも!
今回はテント泊で行くことに、なぜかこだわりました。
でも・・宝くじでも当たったら、文句なしに小屋泊まりかも・・・なんちゃって・・ (⌒~⌒;)

ルネオバ #- | URL | 2012/09/12 14:29 * edit *

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