ルネオバの なんだかねぇ・・

山歩きの簡単レポなど・・・

スポンサーサイト 

--/--/--
--. --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[edit]

CM: --
TB: --

page top

気が付けば11月も半ば。
台高や大峰からも霧氷の便りが聞こえてきます。
皆様、お元気ですか?

裏剱・下ノ廊下山行から既に1か月以上が過ぎ、レポも中断したままなのですが・・

とりあえず、3日目。
(え!?続けるんや・・・続けます・・すみません (^▽^;)>゛ ・・・)

DSC03456.jpg
▲夜明け前の仙人池


■3日目■ 
10月10日(水)晴れ 仙人池ヒュッテから阿曽原温泉小屋(途中下ノ廊下、偵察)

 6:30       仙人池ヒュッテ
 8:00~ 8:15 仙人温泉
10:40~10:55 仙人谷橋
11:10~11:20 仙人ダム
11:40       東谷吊り橋
12:35       半月峡
12:50       Uターン地点
14:00       仙人ダム
14:45       権現峠
15:15       阿曽原温泉小屋




前日の夕暮れの仙人池も印象的だった。
黒いシルエットとなって浮かび上がる八ツ峰のギザギザから幾筋もの光がスポットライトのように水色の空に光を放つ。

2012-10-9-DSC034402.jpg
▲(おさらい)前日夕暮れの八ツ峰

が、何といっても朝の裏剱を観るのがこの山旅の大きな目的の一つだった。
今まで写真では幾度となく目にしてきた景色。

トップの画像が5時40分。
八ツ峰はまだ夜明け前の静寂の世界の中にいた。


で、それから6時過ぎまでの30分弱の間に、息をするのもためらわれるくらい荘厳な光のスライドショーが展開していったのだった。
あ~・・その瞬間瞬間の空気感を少しでも伝えることのできる
撮影技術とセンスが私にあれば・・・( ´Д`)/

DSC03457.jpg
それほどの冷え込みではなかったけれど、
池の周りには薄っすらと霜が降りていた。


DSC03460.jpg
少しずつ少しずつ空が明るくなるに従って、八ツ峰が紫色を帯びていく。

DSC03458.jpg
中央、画像で見るより遥かに高く、見上げるような角度で別山北峰が聳えている。
(写真ではいまいちですが・・)
その左にチラッと見えているのは富士の折立か大汝山あたりか?


紫から赤に変わるのはほんの数分だった。
DSC03475c.jpg
これが一番赤く見えた時?
鏡のような水面に姿を映す裏剱。
どちらが本物でどちらが虚像なのか、見分けがつかないくらい静まり返った水面。
というより、水面に映る八ツ峰も空も、本物より一層クリアーなのだった。
山はより赤く、空はより一層蒼く透明感があり・・。


もっと赤く染まるの?
固唾をのんで見守ったけれど、
意外にも少し朱色がかっただけで、1,2分後には眩いばかりの朝の光に輝く裏剱。
DSC03479.jpg
眩く八ツ峰


池の周りのナナカマドに光が射し赤く燃え上がると、
「秋の裏剱 光の饗宴」第2幕が始まるのだろうけれど、
そんな時間まで眺めているわけにもいかず、小屋に戻る。

おまけに、すっかりお腹が冷え切ってしまい、またしても靴を履きかえトイレへ走る・・ (>_<;)
(オバチャンは世話がかかります(; ̄_ ̄)=3・・)

DSC03481.jpg

この日も、昨日の団体さんと東京の二人組とほぼ同時に出発。

仙人池ヒュッテの標高が2080メートル。
今日の目的地阿曽原温泉小屋が意外に低く860メートル。
途中の仙人温泉からと仙人ダムからの登り返しを計算に入れると、標高差1500メートル程を下ることになる。
仙人温泉までの下りも、雲切新道もなかなか気を抜けないコースのようだ。

6:30 仙人池ヒュッテ出発

DSC03486.jpg
仙人谷の源頭部、ガレた谷を下る。

DSC03487.jpg
谷の向こうに、ほぼ同じ高さに白馬岳(中央)天狗の頭(右のだらだら)大下りも見える。

道は右岸から左岸へ。
裏剣、下の廊下・2012.10.7kara10.11 328


DSC03493.jpg
山腹に仙人温泉の源泉の湯煙が見えてくる。
やはり谷の向こうに後立山。中央に唐松岳。右、五竜岳。
・・ってことは、この夏後立縦走の時、この辺りの道もずっと見えていたということになるのだけれど、
剱や立山ばかりに気を取られていて、しっかり見ていなかった・・。

DSC03498.jpg
すぐ先が仙人温泉だった。

8:00~8:15 出発から1時間半で仙人温泉。
DSC03499.jpg

「8日で日帰り入浴終了」なので、小屋もその日が最終日だったのか、
人気もなくひっそりとした小屋前で、またしても東京の二人組にお菓子など頂きながら休憩。

昨日より雲が広がっているものの、この日も晴れ。
が、明日は朝から雨の予報だ。


明日はいよいよこの山旅の二つ目のクライマックス、下ノ廊下(旧日電歩道)を歩く。
水平歩道で欅平まで下ったことのあるNちゃんも、旧日電歩道は初めて。

未踏の旧日電歩道、二人とも少し不安。
雨の中歩くとなると、ちょっと心構えが要る?・・かもしれない。
ってことで、今日のうちにちょこっと偵察に行こうということになった。
明日雨ならば、写真を撮ることもできないかもしれないし、今日の光のあるうちに写真を撮っておこう。

・・ってことで、二人組より一足先に出発する。


小屋から仙人谷に下りいよいよ雲切新道に入る。
対岸を一登りで源泉に。
DSC03508.jpg
手を浸すと温かかった。
源泉の温度は100度とか。

黒部川に下り立つまでの雲切新道、2006年に拓かれたばかりの道だ。
以前は、このまま仙人谷に沿ってルートがあったらしいけれど、事故が頻繁に起きる厳しい道だったらしい。
何とかせねば、という思いから、阿曽原温泉小屋のオーナーさんたちが中心になって6年がかりで切り拓いたルートらしい。
(詳しくは阿曽原温泉小屋のサイト「なぜ、雲切新道なのか!」参照。熱い想いが伝わってきます。)

が、こちらのルートもなかなか手ごたえがある、とか。


DSC03512.jpg
トラバース気味に一登りで仙人温泉を見下ろす。(幹の間から)

DSC03513.jpg
もっと厳しい登り返しを覚悟していたけれど、意外に早く温泉から30分ほどで最高地点に登りついた。


DSC03516.jpg
しばらく黄葉した灌木の中だらだら下ると、正面にやはり後立山!
(左端:白馬 中央:唐松岳 右:五竜岳)

そして、次第に、真っ逆さまに落ちていくような下りが始まる。

DSC03517.jpg
木が茂っていてそれほどの高度感はないけれど、小さな痩せ尾根の下り、
よくよく足元を見れば、両側の茂みの下が切れ落ちていたりする。


DSC03518.jpg
ハシゴ、丸太の階段、そして、これでもか!というくらい付けられたロープ。
それらがまた、きちんと補修されていること。

道を切り拓くことも気が遠くなるほど大変なことだと思うけれど、
その道を維持管理していくことも、それと同じくらい根気のいる仕事なんだろうとしみじみ思う。
この管理も、阿曽原温泉小屋がされているらしい。

DSC03523.jpg
次第に後立山が見上げる高さになっていく。
(左:五竜岳 右:鹿島槍ヶ岳)


尚も下ると下に黒部川が見えてきた。ちょっと感動・・。
それと、
裏剣、下の廊下・2012.10.7kara10.11 348
おー!!山の斜面に二つの人工物。
あれが、かの、黒部地下発電所の換気口?だ!

DSC03528.jpg
尚も下る下る。
飽きるほど下る。

DSC03532.jpg
下の方は美しいブナの林が広がっていた。

DSC03535.jpg
樹間から蒼い仙人ダムが見えてから、30分ほどで仙人谷に下り立った。

10:40~10:55 仙人谷
裏剣、下の廊下・2012.10.7kara10.11 360
仙人谷の橋。これも10月末には撤去される。


そして・・
目の前に黒部の流れ・・。

DSC03537.jpg
私にとって初めて間近に眺める下ノ廊下だ。


DSC03540.jpg
最後、連続したハシゴを下り100メートルも歩くと、仙人ダムの管理棟に着いた。

11:10~11:20 仙人ダム

DSC03543.jpg


裏剣、下の廊下・2012.10.7kara10.11 371
ダムの下流側。
パイプの上が工事用トロッコの軌道で、丁度トロッコが通過していくところだった。


DSC03546.jpg

ダムを対岸に渡りザックをデポ、明日のコース旧日電歩道方面へ。

DSC03548.jpg
林道を15分ほどで地下発電所の換気口が見えてくる。
あの岩の中、地中深く発電所があり、そして、黒部ダムまで16キロ、
岩盤の中をトロッコの軌道が走るトンネルが延びている・・と想像するだけで、ゾクッとくるものがあった。

DSC03549.jpg
11:40 東谷吊り橋。

DSC03550.jpg
板二枚の両側が空いているのが、ちょっと恐い・・(×_×;)。

吊り橋を渡り、10分ほど上るとそこから先はほぼ水平な道が延びていた。
旧日電歩道。

垂直に近い山の斜面に付けられた道。
時に岩盤をくり抜き、時には丸太を何本か結わえた桟道を岸壁に渡し
黒四ダムまでの16キロ、一人がようやく歩けるほどの幅の道が延々と続いている。

さて、どんな道なのか・・。
明日、雨の中でも歩けるだろうか?

おずおず歩き始めるが、川からの高さの割には木が茂っていてそれほどの高度感はない。

裏剣、下の廊下・2012.10.7kara10.11 380
「思ったほどでもないよね~」
とかわいわい言いながら、でも、針金から手は離せない (^^ゞ。

DSC03558t.jpg
橋から30分くらいで、S字峡。
ちょっとしたビル程もある岩が川の真ん中に。

裏剣、下の廊下・2012.10.7kara10.11 383
やはり、針金を握ったまま・・ (^^ゞ

DSC03561.jpg
S字峡。
両側の岸壁が迫り、将に廊下だ。

12:35 半月峡
DSC03563.jpg
東谷吊り橋から1時間弱で半月峡。

そこからも同じような道が続いていた。

DSC03567c.jpg
大岩ごろごろの谷

DSC03565.jpg
同じような道が延々と続く。

だいたいどんな感じか分かったのと、いつまで行ってもキリがないので、
半月峡から20分ほど進んだところでUターンすることにした。(12:50)


14:00 仙人ダムに戻ってくる。

ここから、作業員宿舎のある人見平まではダムの施設の中の通路を歩く。
ドアを開けて管理棟に入り、案内標識に従って進む。

途中、もわ~っとした熱気が吹き出しているところも何箇所かあった。

あ~これが・・などと感慨にふけりながら、通路を進む。
下ノ廊下の地下には、160度以上にもなる高熱の断層が走っているらしい。


*1936年着工の黒部川第三発電所の難工事の実話をもとにした小説『高熱隧道』(吉村昭)についてはご存知の方も多いと思います。(詳しくはご自分で調べてください・・汗)

ともあれ、北アルプスのど真ん中、立山と後立山という3000メートル近い二つの山脈の狭間に位置するこんな奥深く険しい峡谷に、巨大なダムやそれに伴う施設が造られていること自体、すごいものがある。

2012-10-10-co1.jpg

施設の外に出て阿曽原まで下調べ不足で、何となくだらだら1時間のような気がしていたけれど、
宿舎の敷地を抜けると、いきなり斜面への急登。
あれ?まだこんな登りがあったのって感じで面食らう。


20分ほどの激登り。ここがこの日一番キツかった・・(×_×;)
DSC03574.jpg


15:15 阿曽原温泉小屋

受付で名前を言うと、
「おっ、○○さん!今か今かと、待ってましたよ!」とオーナー。

??

明日、黒部ダムまで行くことを告げると、
「明日歩くのに、今日行ってきたの?」と。

え?何で知ってるの?と、不思議に思っていると、

「こっちこっち!場所とってあるよ!」
明るい声が後ろから聞こえてきた。
東京のお二人さんだった。
小屋に私たちが後から来ることを告げ、スペースも確保してくれていたのだった。

・・・・

解放感抜群の露天風呂で汗を流し、夕食までの時間東京の二人とプチプチ宴会。(なんせ、ケチケチ山行なもんで・・)

平日ながら下ノ廊下のシーズン最盛期、食堂まで溢れる宿泊者で激混み。
が、混雑時の定番メニューのカレーライスもとても美味しく、東京のお二人のお蔭で寝場所も快適。
なかなか気持ちの良い一夜だった。

2012-10-10-co2.jpg

2012-10-10-co3.jpg


長々とお付き合いさせて申し訳ない・・。でも、後1日です (^▽^;)>゛

明日はこの山旅のフィナーレを飾る下ノ廊下を黒四ダムへ。
・・にしても、明日は雨の予報・・ (T~T)


4日目に続く⇒クリック

uraturugi1.jpg




[edit]

CM: 6
TB: 0

page top

コメント

Re: 裏剱・下ノ廊下 3日目(仙人池から阿曽原温泉へ)

病身に鞭打ち拝読しました。
ワタシにはもう歩くことができない地になりましたが、
お写真だけでも拝見できる幸せを感じております。
、、、、最近、殊勝なワタシです。

風花老師 #ZoFvGTEA | URL | 2012/11/17 08:15 * edit *

Re: 裏剱・下ノ廊下 3日目(仙人池から阿曽原温泉へ)

「仙人池に姿を映す裏剱」あぁ~見てみたいな!
露天風呂もメチャ気持ちよさそうやし~
行ってみたいんやけど、下ノ廊下が難関かな!なんせホンマモンの高所恐怖症なもんですから(泣)

たかっさん #- | URL | 2012/11/17 09:25 * edit *

Re: Re: 裏剱・下ノ廊下 3日目(仙人池から阿曽原温泉へ)

> 風花老師様

病身のお体で、だらだらと無駄に?長いレポお読みいただき、ありがとうございますm(_ _)m
ホントにね~、人間誰しも明日のことさえ分かりませんよね・・
でも、強運と強靭な精神をお持ちの老師のことですもん、
きっとまた颯爽と山を闊歩される日もそう遠くないことと思います!ъ(^ー^)

ま、それまでの間、ワタクシの無駄に?長~いレポ、
徒然の慰めに熟読なさってくださいませ~(* ̄∀ ̄)ノ"

ルネオバ #- | URL | 2012/11/18 00:06 * edit *

Re: Re: 裏剱・下ノ廊下 3日目(仙人池から阿曽原温泉へ)

> たかっさん

> 「仙人池に姿を映す裏剱」あぁ~見てみたいな!

あのね、あれはやっぱり行ってみる価値ありますよ!
絶対秋がおススメです! ъ(^ー^)
で、ホンマもんの高所恐怖症?・・って?
ま、どの程度なのかにもよりますけど・・
「下ノ廊下に怪我はない」とか言うらしいですね。落ちたら死ぬってことらしいですけど、
行ってみれば案外?・・かもしれませんけど・・
けど、死んだら何にもなれへんし・・・・どっちやねん!(°O゜)☆\(^^;) バキ!
んじゃ、室堂から仙人池ピストンにしましょ!・・って勝手に決めるなって?スミマセン・・

ルネオバ #- | URL | 2012/11/18 00:20 * edit *

長かった~!!

ず~いぶんと首が伸びてしまいましたがね~
でも、待たせてもらった価値は、あの赤く焼けた鏡面仕様の裏剣フォトで十分にあったかと思いました
まさに奇跡の鏡面裏剣でしたね
同じ絶景を来年、、、いや再来年以降になるかも知れないけれど、是非とも見に行かなくてはなりません

そうそう、まったり会でお会いできなくて残念でした
来年は是非

梨丸 #m.2.LkcQ | URL | 2012/11/19 22:18 * edit *

Re: 長かった~!!

> 梨丸さん

あ~梨丸さん・・ (>Д<)
今年こそは、まったり会行くぞ――!!なんて意気込んでたんですよ~
でもね・・あ~やっぱり、ま、いろいろありまして今年も参加できませんでした・・ (TOT)/~
来年はきっと!

で、
無駄に?長いレポ、お付き合い下さったようで、すみません
・・って、ワタシ、いつも謝ってばかりのような? ( ̄~ ̄;)
にしても、「赤く焼けた鏡面仕様の裏剱」って、上手いことおっしゃいますよね~
梨丸さんのこと、きっと来年には行かれるでしょうъ(^ー^)
でも、よ~く狙くださいよ~
ナナカマドが真っ赤に燃える秋晴れの日を!

ルネオバ #- | URL | 2012/11/20 00:04 * edit *

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://luneoba3.blog137.fc2.com/tb.php/124-cb03077c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

page top

2017-10

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。