ルネオバの なんだかねぇ・・

山歩きの簡単レポなど・・・

スポンサーサイト 

--/--/--
--. --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[edit]

CM: --
TB: --

page top

4日目 その2 

2012/11/16
Fri. 20:10

裏剣、下の廊下・2012.10.7kara10.11 430
道は続く。
この辺りで今日最初の登山者にすれ違う。
(と言っても、この日ダムから下って来られたのは10人だけだった。)



しばらく行くと、右から大岩ゴロゴロの谷。
DSC03674.jpg
これが別山谷?・・と思ったけれど、その手前の谷だった。


白竜峡の標識から別山谷までCT20分のところ、
何と50分もかかって、やっと別山谷に辿り着く。
DSC03683.jpg
10メートル程懸垂下降で谷に。

9:55~10:20 別山谷出合

DSC03688.jpg
休憩。やっとカッパを脱ぐ。

で、その間にみるみる青空が広がっていったのだった。

DSC03686c.jpg
▲別山谷を見上げる

この別山谷、遅くまで雪が残っているらしい。
私が下ノ廊下で一番怖いと思っていたのはこの別山谷の通過だった。
日々形の変わるスノーブリッジの上に架けられた危ういハシゴの上り下り。
足を踏み外せば雪渓の中に吸い込まれる?
そんなイメージが下ノ廊下だった。

が、今年は雪解けが早かったようで、9月半ばにはもうほとんど残っていなかったらしい。


この別山谷が下ノ廊下の丁度中間地点。
まだ先は長い。

DSC03695.jpg
道はまだ延々と続く。

DSC03697c.jpg
すぐ後ろの陰になったところが別山谷出合。

そして、10分ほどで高巻きのハシゴ。
裏剣、下の廊下・2012.10.7kara10.11 435
2,30メートル、垂直のハシゴを上り、

裏剣、下の廊下・2012.10.7kara10.11 436
そして、下る。

この高度感が、ちょっとすごかった。
おまけに、丸太でできた手すり。
モミジのような可愛らしいオバチャンの手には太すぎて、掴みづらい・・。 (^▽^;)>゛

DSC03702.jpg
同じような道が延々と続きます。

裏剣、下の廊下・2012.10.7kara10.11 438
次に現れたのは巨大な残雪。
もう、次から次へと、見どころ満載、飽きることのない下ノ廊下なのだった。

DSC03708.jpg


DSC03711.jpg
11:10 新越沢

11:35 対岸に鳴沢小沢が見え・・

しばらく行くと、右手稜線近く、大岸壁が見えてきた。

いよいよ・・。
十字峡と同じく、私がこの下ノ廊下で楽しみにしていたこと、
それは、この夏、後立山の稜線、鳴沢岳と赤沢岳の間から見下ろした 黒部の二つの大岸壁 を下から見上げること。
そして、谷底にひっかき傷のように小さく見えていた下ノ廊下のルートから、今度は逆に遥か彼方の稜線をふり仰ぐことだった。

え?それがいったい、何になる?・・って?

う~ん、そう言われればそうなのですが・・
ま、ロマンですよ、ロマン!
オバチャンにも、美味しいランチやケーキの他に生きるためにはロマンが必要なのです ъ(^ー^)


DSC03727c.jpg
これが、『黒部の魔人』と呼ばれる大タテガビンの南東壁?かな?
同じような岸壁が連なっていてちょっと下からでは分かり辛かった・・。

垂直の岸壁の道はこの辺りで終わり、所々、岩ごろごろの河原を行く。
DSC03730.jpg
真っ赤に色づいた楓も。

DSC03731.jpg

DSC03738.jpg
黒部川に下る。


両岸が垂直の断崖絶壁になっている小さな河原に下り立つ。
昼間も太陽の光も届かず薄暗い井戸の底のような、そんな黒部川の流れの傍でしばし休憩。

12:25~12:40 内蔵助谷手前河原
DSC03739n.jpg
そのすぐ向こうが内蔵助谷出合。
チラッと見えるのは二つ目の岸壁。『黒部の巨人』と呼ばれる丸山東壁のようだ。
(それがいったい何に?・・・ウルサイ!)

2012-10-11-co2.jpg

あ~内蔵助谷まで辿り着けば、後1時間だ!!
(その後、ダムの底からターミナルまで40分の登りがまだあるんですが・・)


DSC03742c.jpg
▲『黒部の巨人』丸山東壁


この辺りから、対岸の山の稜線をふり仰ぎふり仰ぎ歩く。
稜線が見えるはず。きっとこの辺りから。

そして・・見えた!!
DSC03750.jpg
標高差千数百メートル、遥かな高みに草地のように見えるハイマツの斜面。

DSC03751c.jpg
ちょっとアップで。

あの稜線からこちらを見下ろしていたのだ。そして、今、こちらから見上げている・・。
きっといつかあの谷底を歩いてみよう・・そう思ったけれど、それがこんなに早く実現するとは思ってもみなかった。それも、こんな青空の下。
そう思うと、何だか胸にぐっと迫ってくるものがあった。

ちなみに・・

2012-8-gotate1.jpg
これが、その時の画像。中央の「下ノ廊下」が現在地。


12:55 内蔵助谷出合
DSC03752.jpg


DSC03755.jpg
▲内蔵助谷を見上げる 向こうに丸山東壁

ハシゴ沢乗越の分岐で、池ノ平小屋のボッカの方が休憩されていた。
DSC03758.jpg
今年最後のボッカを終え、今帰りとのこと。
「池ノ平は二日は泊まってのんびり味わってください」と。
またいつか!

DSC03760.jpg
目の前に、赤沢岳のゴツゴツの東尾根。どれが猫の耳?

DSC03765c.jpg
そのすぐ上にも稜線が見える。


そして、そこから見下ろした下ノ廊下のルートが、↓ここ だったのだ。
DSC03763.jpg

ああ・・ロマン・・

しつこく、↓これ
2012-8-gotate2.jpg


DSC03773.jpg
巨大なダムの堰堤が見えてくる。

13:40 ダム下流橋
DSC03772.jpg
橋を渡り、後は、ターミナルまで40分上るだけ。
・・なんですが、この最後の登りのキツかったことと言ったら!

ゼーゼー息を切らしながら登り、
DSC03777.jpg
ドアを開けると・・

DSC03779.jpg
ターミナルだった。

14:15 黒部ダムバスターミナル


やったねー!着いたやん!!
ダムから下ノ廊下を見下ろしながらハイタッチで感動を分かち合う!

・・つもりが、ターミナルの外に出ることもなく慌ただしく切符を買い扇沢へのバスに。
扇沢からもすぐに大町行きのバスに。

どこかでお風呂に入り汗を流したいと思いつつ、その時間もなく、結局汗まみれの異臭を放つ姿で電車を乗り継ぎ、10時過ぎ自宅に帰りついたのだった。

・・・・・

秋たけなわの立山から剱沢、そして裏剱池ノ平・仙人池を満喫。
これだけでも素晴らしいのに、最後は下ノ廊下のスリリングなルートを歩くという
何とも欲張りな山旅。
一日一日、充実したコースで、その印象が強烈で、
黒部ダムに辿り着いた時には、つい三日前の室堂のナナカマドの紅葉がもうずっと以前のことのようなそんな気さえした。

一人で歩くつもりだった今回の山行。
気心の知れた仲間と二人、また、いろんな出会いもあって、最高に嬉しく思い出深い山旅となった。
全てのものに、感謝!





uraturugi1.jpg

[edit]

CM: 10
TB: 0

page top

コメント

Re: 4日目 その2

初日からレポを2往復しました^^
白竜峡の翡翠色の流れと、マーブルの岩
あの怖いほどの美しさは圧巻ですね
レポ拝見してて、あぁここ歩きたい!って声が出ましたよ。
雪渓があんなに小さいのに驚きましたが、そのぶん超ハードな
ロープ下降!?今年歩かれた方は、もう二度と来るもんか
なんてこぼしてる人も多いかもしれませんね。
さて、じゃ来年は一緒に欅平までの宿題をやっつけに行きますか?
池ノ平山と仙人温泉のオプション付、もちろんハシゴ谷乗腰から。
はい?あー、はいはい、ちゃんと橋を渡ってね、はい。^^;

スロトレ #T1BNin.E | URL | 2012/11/18 01:43 * edit *

Re: 4日目 その2

レポのアップ待っていました
長いレポになりましたね、それだけの感動があったんですよね!
裏剣私も憧れています、ルネさんのように一人でとは意気込めません。ピッタリの山友さんがおみえで楽しい山旅となった事でしょう。

しっかし立山から裏剣そして下の廊下を歩かれていたとは
私も山でそんなふうに家を空けてみたいです
夢はきっと叶うと信じて・・・・

おばちゃんの気持ちがそのまま、現れているレポでしたね
私も同じ気持ちです。

まっちゃん #- | URL | 2012/11/18 18:43 * edit *

Re: Re: 4日目 その2

> スロトレさん

> 初日からレポを2往復しました^^

ヒマ?・・なん?
ホントにね~裏剱も下ノ廊下も、もうもう、素晴らしすぎて・・
あんな最高の山を味わうと、後がコワイです・・(; ̄_ ̄)=3

で、

> さて、じゃ来年は一緒に欅平までの宿題をやっつけに行きますか?

ですね!
じゃ、いつにします?・・・・鬼がわ・ら・う!

ルネオバ #- | URL | 2012/11/19 00:45 * edit *

Re: Re: 4日目 その2

> まっちゃん

おお!まっちゃん!お読み下さいましたか!
すみません・・無駄に長くて・・・ (;´_`)

> しっかし立山から裏剣そして下の廊下を歩かれていたとは
> 私も山でそんなふうに家を空けてみたいです

あのね、まっちゃんが何をおっしゃるんですか?
んな、もう、羨ましいばかりの山を次から次へと味わってるくせに・・

でもま、行ってくださいね裏剱!仙人池のナナカマドが真っ赤に色づく頃にね!
夢はきっと叶いますから! \(⌒O⌒)/

ルネオバ #- | URL | 2012/11/19 00:56 * edit *

Re: 4日目 その2

待ってました!! (^-^)V イエー そして、読み終わって o(´^`)o ウー、、、です。
素晴らし過ぎる!!、ワシも針ノ木を見上げてたい!!。
何時か必ず(* ̄0 ̄)/オゥッ!!、、、って 内のオデーカン様がなぁ~( ̄ヘ ̄)ウーン。

読み返したら顔文字ばかり、言葉が出ません (ーー;)。

loco156 #- | URL | 2012/11/21 15:13 * edit *

Re: 4日目 その2

やっと全編完読しました
いえね、ずっとネット散歩を怠けていただけなんです(笑)
それにしても素晴らしい山旅だったようですね
我らには手も足も出ませんのでレポを読ませて頂き
同じように感動を味わいましたよ

そうそう、今年こそお会いできるかと楽しみにしていたのに…
早々とダウンし21時には高いびきをかいていたようです

hanasaku #- | URL | 2012/11/22 10:08 * edit *

Re: Re: 4日目 その2

> loco156さん

あのね、自分でも分かってますねん!
下ノ廊下から稜線が見えて、それがどしたん?いったい何になる?って・・ (>_<;)
ま、自分一人のこだわり、なんやろな~って思ってます。
でも、皆さん、きっと、それぞれ、自分なりのこだわりをもって山を歩いてはるんでしょうね・・
locoさんも、こだわりながら自分の山を楽しんではりますよね!

下ノ廊下から見上げてくださいね、この夏歩いた稜線を!
いやあ、オデーカン様なら、軽い軽い!と思いますし! ъ(^ー^)
コメントありがとうございました!

ルネオバ #- | URL | 2012/11/22 23:11 * edit *

Re: Re: 4日目 その2

> hanasakuさん

> いえね、ずっとネット散歩を怠けていただけなんです(笑)

う~・・・、でしょうね~
遠出して、飲んだくれたりしてはりますもんね・・ (-д-;)

いや、何も、hanasakuさんに当たることはないのですが・・・(×_×;)
こそっと、多良の宴会のブログ観て、くそ!・・なんて・・あ、失礼しました! (^▽^;)>
私って、どうして、こう、ツイテないんやろ・・なんて、見の不運を呪ったりしております・・・

あ、裏剱、最高でしたよ!ふん!だ!! ( ̄^ ̄#)

ルネオバ #- | URL | 2012/11/22 23:19 * edit *

Re: 4日目 その2

最終日は少し雨に降られたようですが・・
それにしても素晴らしい四日間で、奇跡に近いような山旅でしたね。
日頃の行いがいいからでは?とは思っても口には出せませんが(^^ゞ
実に素晴らしいとしか言いようがありません。

下ノ廊下のレポは他にもいくらもあるでしょうが
これだけの写真と明細なレポは、他にないんじゃないでしょうか?
まるで自分も歩いている気分になれましたね。
ここは素直にありがとうございました。

SIVA #5uE6dEgY | URL | 2012/11/24 18:20 * edit *

Re: Re: 4日目 その2

> SIVAさん

4日目の雨は、ま、ちょっとしたアクセントで・・
にしても、ホントに奇跡的な好天に恵まれてこその素晴らしい景色でした!
んな、仙人池に八ツ峰が映ってなかったら、ただの山ン中のちっちゃい池?イテッ!\(-_-)

下ノ廊下ね~、次から次へとホントに見どころ満載で面白かったです!
で、画像べたべたで・・それも、いまいちなので・・すみません・・
って謝ってばかりの私って、いったい何?・・なんて・・ (;´_`)

ルネオバ #- | URL | 2012/11/25 23:22 * edit *

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://luneoba3.blog137.fc2.com/tb.php/126-9c627a20
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

page top

2017-10

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。