ルネオバの なんだかねぇ・・

山歩きの簡単レポなど・・・

早月尾根から剱岳 

2014/09/25
Thu. 21:40

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早月尾根レポ、アップ目前で放置しておりました。
賞味期限切れもいいところ

やっと念願の早月尾根から剱岳に登ってきました。
登山口の馬場島(ばんばじま)の標高が約760メートル。
2999メートルの剱山頂まで標高差2200メートル。

北アルプス屈指の急登。
けれど、標高差の割に距離がそれほど長くなく(それだけ傾斜がキツイということ・・)、健脚の方の日帰りピストンレポなどもよく目にします。

日帰りなんてトンデモナイ話なのですが、少し体調回復してきた今なら、途中早月小屋テン泊で何とか行けるかもしれない、
まずは早月小屋を目標に・・と出かけてきました。





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▲剱山頂からの早月尾根(2011年8月)
馬場島から剱山頂へと、突き上げるように一直線にせり上がっています。
次はここから・・と思ったのですが、あっという間に三年経過してしまいました・・(>Д<)




■行き先■  (北ア)早月尾根から剱岳
■山行日■  2014年9月21日(日)22日(月) 両日とも晴れ
 
1日目  馬場島4:40――1920,7ピーク8:00――9:20早月小屋10:00――13:25剱岳14:00―早月小屋16:30(テント)
2日目  早月小屋9:00――1920,7ピーク9:35――馬場島11:50




前夜11時過ぎ、登山口の馬場島(ばんばじま)到着。
馬場島荘から少し先のキャンプ場トイレ近くに駐車。仮眠。

未明、3時過ぎからヘッドランプの登山者が一人二人と通り過ぎていく。
小さなザック一つ、日帰りピストンの登山者だ。

出来るだけ早いうちに小屋に着きたい。
4:40 ヘッドランプを点けて出発。

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すぐ先で、ヘッドランプにぼんやり浮かび上がる大きな石碑。
あ~・・これが・・。
思っていたより遥かに大きな碑だった。

『試練と憧れ』

憧れてやっとここまでやって来たけれど・・
さあ、私にとってこれからどんな一日が待っているのだろう。


階段状に整備された道を一登り。次第に夜が明けていく。
松尾平の展望台からは見上げる高さに黒々とギザギザの稜線がシルエットとなって浮かび上がる。
そして、下弦の三日月・・。

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▲標高差200メートル毎に付けられた標識。
これが励みになり、また、なかなか現れない次の標識に気持ちが萎えそうになる。




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標高1200メートル辺りから、見事な立山杉の巨木が現れる。


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その巨木を縫って、上へ上へと階段(状の道)が続く。

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▲立山杉の根を掴みながら

後ろを振り返ると、馬場島を隔てて北側の山、猫又山への稜線が朝日に輝く。
ゆっくりゆっくり歩く私たちの後から、次々に日帰り組が追い越していく。

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▲標高1600付近からの大猫山(中央付近)と猫又山(右)
猫又山は毛勝山(けかちやま)・釜谷山(かまたんやま)と毛勝三山として知られている山。

大猫山の直下の平らな所が大猫平?
猫又山はともかく、大猫山・・って、皆さん、あまり耳慣れないですよね?

実は、6年前の晩秋、立山でお会いした方から『いい山ですよ』とお聞きしていた山。
雪の時期、剱を間近に眺めることができる素晴らしいロケーションにあるのだとか。
もちろん、猫又山を周回できればそれに越したことはないけれど、かなりのハード、&ロングコース。
大猫平で寝っ転がって雪と岩の剱を眺めるだけでも十分だと・・。

帰宅後調べると、『富山県の山』(山と渓谷社)にも紹介されていた。
それ以来、ずっと気になっていた山。


その右には・・ 

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▲赤谷山(あかたんやま)から赤ハゲ・白ハゲへと続く稜線

それにしても日帰りピストンの多いこと。
前後しながら登っていた青年以外は、おそらくみんな日帰りの様子。
もちろん、小屋泊まりの方は、こんな早い時間には出発しないのだろうけど。
一人、かなりご年配の単独女性が軽快に追いついてこられた。
思わず声をかけると
『行ける所まで・・』と。


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▲標高1800メートル
休憩していると、お父さんと一緒の小学5年生という男の子が下山してきた。
昨日下から小屋を経て山頂まで登ってきたのだと。

一昨年富士山に登ってから、夏に一つだけ登るのだとか。
昨年は『どこで聞いてきたのか2番目の北岳に登りたいと言って・・』とお父さん。

で?
今年は一番厳しい山の剱岳に?

声をかけると、はにかみながらあどけない笑顔が返ってきた。


・・・

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木の根に捕まりながら這い上がる。

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▲1920,7の三角点  この尾根にもようやく朝日が届き始める。

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↓ この標識に元気をもらうが、その1キロ、標高差200が長かった!
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やっぱり途中休憩しながら、小さな池を過ぎもう少しか?と思ってからも・・
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やっぱり這い上がる!
右手にちらほら奥大日から大日山の稜線も垣間見えてくる。
後にはやはり猫又山がどっしりと。
キツイ登りだけれど、その展望と自分が確実に一歩ずつ高みに近づいている、そんな実感に勇気が湧いてくる。

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やっと小屋手前、小広い展望台に飛び出した。
登山口から4時間40分。

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▲小屋とテント場  剱山頂も  
右上:剱御前と立山別山も覗いている 


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目の前には、ギザギザの小窓尾根。
中央の台形状の出っ張りがマッチ箱らしい。
そんな可愛らしい名前とは程遠いゴツゴツの岩の壁だ。

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折り重なって毛勝三山!


9:20 早月小屋

テントの受付に行くと、小屋の御主人
『今からじゃ、山頂 行くよね?』と。

実は、小屋に9時ぐらいに着けば、今日中に山頂に行った方が楽かも?
なんて事前に話していた。
ここまでの登りは半端じゃなくキツかったけれど、必要な物だけ持って軽いザックなら何とか・・。

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お天気も最高、暑くもなく寒くもなくこれ以上のコンディションが明日も望めるかどうか・・。
それに、早朝もし薄氷に覆われでもしたら却って厄介かも・・。

ということで、テント設営後しっかり足を休ませて、山頂へ向かったのでした。


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▲山頂まで 標高差 800メートル。 
たった2,9㎞しかないのに、上り3:30 下り2:30。

10:00  早月小屋出発



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↑ギザギザの北峰稜線の向こうに後立山も顔を覗かせる。中央右寄りに旭岳と白馬岳


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山頂
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剱沢
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八ツ峰
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トマト
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P
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ごはん
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なんてことで出かけた早月尾根。
やっぱり、想像通りの激登りでした。
でも




最初の急登をこなし松尾平を過ぎると、もうそこからは一か所の巻きもなく、ただひたすら真っ直ぐに、ただただ3000メートルの剱山頂に向かってせり上がる尾根を這い上がっていく・・そんなルートでした。











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