ルネオバの なんだかねぇ・・

山歩きの簡単レポなど・・・

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友人と計画していた山行計画がいろんな事情で流れてしまった。
台風一過の秋晴れの予報。みすみす自宅でうだうだ過ごすなんて勿体なさ過ぎる・・。

「独りで山、行ったらあかん?・・一泊ぐらいで・・」
おずおずと、遠慮がちに、ためらいながら(しつこい)相方に声をかけると

「(勝手に)行ったらええやん・・ (-"-;)・・」
と 快い 返事が返ってきた(・・(; ̄_ ̄)=3・・)





いつも自分勝手に、したい放題山を歩いているように勘違いしている方がいるかもしれませんが、実際は家族に気兼ねしつつ遠慮しながら細々と山を楽しんでいるのです。マジ。

相方には、
「もしかしたら?もう一泊する?ってこともあるかもしれへんけど・・・」
と伏線を張っておく・・。(汗)


・・・
この秋歩きたい山はそれこそ山のようにあるけれど、マイカーで独りでの遠出は家族にも心配をかける。
・・なんてことで、ダメもとでTELした さわやか信州号、奇跡的なキャンセルで席が確保できたのが前日でした。

よし!
昨夏、槍穂縦走の時観られなかった眺め、北穂からキレットを隔てた槍、観に行こう!




■行き先■  涸沢・穂高縦走
■山行日■  2014年10月8日(水)~10日(金)
■コース■  
 8日(水)  上高地――涸沢――北穂高岳(泊)  快晴
 9日(木)  ――涸沢岳――穂高岳山荘(泊)  晴れのちガス
10日(金)  ――奥穂高岳――前穂高岳ピストン――岳沢――上高地  ガスのち快晴 




■1日目■
 上高地BT5:30――明神6:16ー―6:55徳澤7:20――8:05横尾8:20――9:15本谷橋9:30――11:25涸沢12:15――南稜分岐3:15――北穂高岳3:30




京都深夜12:10発の夜行バス乗車。
予定より早い5時過ぎ上高地BT到着。
いつものことではあるけれど、ほとんど眠れなかった・・歩けるのか?・・ (>_<;)
薄暗がりの中5:30出発。

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まず涸沢までCT6時間。ゆるゆると標高差800メートルを稼ぐ。
更に涸沢から北穂までCT3時間、標高差800メートル。
何度も歩いている道だけれど、このところの体の不調、体力の低下。
果たして辿り着けるのだろうか、かなり不安はあったけれど、もし無理なら涸沢泊りも覚悟だ。

梓川沿いの道、平日とはいえ紅葉シーズン真っ只中の晴れ予報。
前にも後ろにも結構な人が歩いていた。
ただし、今年は涸沢の紅葉も一週間ほど早かったようで、カールのナナカマドは既に散っているらしかった。

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明神岳の岩峰に朝日が届き始める。
左奥、西穂から奥穂の稜線も眩く輝く。


6:55~7:20 徳沢園

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徳沢園にも朝日が届き始める。

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シンボルツリー(?)カツラも落葉し始め。甘い香りが漂っていた。

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前のベンチで休憩。パンとお握りで朝ご飯。
梢の上の明神の岩峰がますます眩く輝く。

涸沢テント泊の単独男性と、出来れば北穂まで登りたいという女性と話しながら前後し歩く。


8:05~8:20  横尾

結構急いだのに(気持ちだけ)、やっぱり3時間かかって横尾。
前回4年前は俊足のご夫婦につられるように2時間で歩いた。
いったいどんな歩き方をしてたんだろ? (×_×;)

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横尾大橋。

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対岸の屏風岩を回り込むように徐々に高度を上げていくと山肌が黄金色に染まってきた。
ナナカマドの赤はやっぱりもう終わり。

9:15~9:30  本谷橋

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登る人、下りる人、それなりの賑わいの河原。
訊いてみると、意外にも昨夜はヒュッテ・小屋共に一人1枚の布団でゆったりだったらしい。

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この辺り丁度黄葉の真っ盛りだろうか。

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カツラの落葉の甘い香りが続く。


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振り返ると屏風の頭(左)と屏風の耳(右)。

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ナナカマドの赤い実。

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ヒュッテ手前、鮮やかに色付いたナナカマドがほんの数本、待ってくれていた。
もう、これで十分だъ(^ー^)

11:25~12:15  涸沢

とりあえずヒュッテのテラスへ。

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もう十分疲れていた。
このままここで、おでんをアテにビール。
のんびりまったり、暮れゆく穂高の稜線を見上げていたい衝動にかられる。

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北穂の山頂は見上げる高さにそそり立つ。
とりあえず涸沢小屋まで行ってみる。

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涸沢小屋のテラスで尚も少しばかり迷いながらパンを齧っていると、隣り合った男性が今日は皆既月食だと教えてくれた。
知らなかった・・。
心は決まった。

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まあ、そこから北穂まで、やっぱり遠かったこと!
ゆっくりでも足を上げていればいつか辿り着くさ、とは思うものの、いつまでも目の前にガレた岩の斜面が聳えているんですよね・・。
一緒に歩き始めた女性はしばらく登り、諦めたのか引き返してしまったようでした。

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9月半ば、あの蝶ヶ岳の山頂からモルゲンロートの穂高を仰いでいたばかり。
三週間後、そこを歩いているなんてその時は思いもしなかったけれど・・。

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南稜取り付きの長い鎖。

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続いて梯子。
梯子を登りきり南稜に乗っかると・・

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目の前に奥穂と涸沢岳。
昨日朝の雪がまだところどころ残っていた。

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振り返れば前穂北尾根。
カールの底に奥穂が長い影を落とし始める。

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限りなく続くようにさえ思える斜面。

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右手に北穂山頂に建つ小屋が見えてくる。

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トリミングでアップしました。
北穂の小屋です。

が、まだまだ続く登り。
北穂のテント場って、こんなに遠かったっけ・・?

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休み休み体を持ち上げ、やっとやっと向こうにテント場と奥穂への分岐が見えてきたのでした。

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奥穂(左)の横にはジャンダルムの姿も。

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奥穂へのギザギザの縦走路。

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3:15  涸沢から3時間かかってやっと奥穂への分岐。

ここから北穂山頂まではほんの200メートル。
その200メートルがどんなに遠く思えたことか・・ (>_<;)


3:30  北穂高岳山頂 到着

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深い陰影を刻み始めた大キレットを隔ててその先、槍がすくっと聳えていた。

昨年やっと大キレットを越えて北穂にやって来れた。
槍と穂高が繋がった日。(・・んな、大袈裟な・・σ(^◇^;)・・)
その時はガスに包まれ何も見えず。翌朝の展望に賭けて、キレットを3時間歩いただけで北穂の小屋に泊まったのですが、結局、翌日も濃いガスが渦巻き展望は叶わなかったのでした。

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槍方面、少しアップで。

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360度遮るものなく、秋色に染まった北アの山々が連なっていた。

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深い蒲田川を隔てて笠ヶ岳。

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目の前に前穂、奥穂、北穂南峰。

ちょっとアップで
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南峰の北側は滝谷。
「鳥も通わぬ滝谷」と呼ばれ、数々のクライマーの命を飲み込んだ垂直の壁。


もちろん、東には燕岳から常念岳、蝶ヶ岳へと連なる稜線。

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右下に北穂高小屋の屋根。
将に北穂の山頂に建つ天空の山小屋なのだ。

居合わせた人たちと、ああだこうだと山座同定しているうちに30分も過ぎてしまった。
いつの間にか疲れはどこへやら・・

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・・なんてことはもちろんなく、小屋の玄関までの20段ほどの階段をヒーコラ下ったのでした。

・・・

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夕食までの時間、念入りにストレッチ、湿布ベタベタ・・《;~Д~》

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▲夕食は定番の豚の生姜焼き。
丁寧に面取りされた人参のグラッセが添えられている。

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▲食器には北穂小屋のマーク タカネツメクサ

北穂高小屋。
北穂北峰山頂にへばりつくように建っている。
よくもまあ、こんなところに建てられたものだと感心するが、この小屋、材料全て創設者の小山さんとおっしゃる方がご自分で運び上げて建てられたというから驚き。
現在は2代目の方が引き継がれているとか。
ロケーションの素晴らしさとホスピタリティの高さでルネオバの若い頃から人気の山小屋だった。

北穂高小屋HP


5時からの夕食後程なくして、雲湧き小屋はガスに包まれてしまう。

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▲テラスから見下ろす北穂池


7時過ぎふと外を見ると、ガスが上がり雲海の上に満月が煌々と輝いていた。

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(写真下手。スミマセン)

そして、程なく、その真ん丸の月が左側から少しずつ少しずつ欠けていった。

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小さな食堂のテーブルで生ビールを飲みながら、窓越しにその様を眺める。
息子と同い年だという青年、年よりずっと若く見えるトレラン青年(?)、山を始めて2年目だというオニイサンと山の話で盛り上がる。

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・・と、隣のテーブルからウイスキーの差し入れ!(ボトルで!)
ホットウィスキーを傾けつつ、時々テラスに飛び出し月を眺める。

月がほぼ欠け赤銅色の球体になると、途端に満天に星が瞬き始めた。
こんなに星がたくさんあるのかと驚くほどの星の数だった。
そして、中天には白く天の川が流れる。


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外は凍りつくほど冷え込んでいたけれど、暖かな灯りの小屋。更けゆく夜。

・・・・

未明の河童橋から色付く木々を縫って涸沢へ。
そして、岩とガレの斜面を這い上がり3000メートルの頂に立つ山小屋へ。
山頂からの絶景。
赤銅色の月と、白く流れる天の川。
長く、そして、感動的な一日だった。

明日は、やっぱり奥穂への稜線を辿ろう・・。
部屋の小さな窓から月明かりに浮かぶ山々を見下ろしながら思ったのでした。


・・・・

2日目 北穂から穂高岳山荘へ




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コメント

Re: 穂高 秋・ひとり山旅  1日目 (2014年10月8日~10日)

〈家族に気兼ねしつつ遠慮しながら細々と山を楽しんで〉いらっしゃるルネさん、こんにちは♪
穂高に夜行バスで単独で・・・
私にとったら小説の中の話です。すばらしい。
その行動力と、山にかける情熱を私も見習いたいです。
そんなルネさんに答えるかのような、紅葉と、皆既月食。

忘れられない山行ですね。

あさひ #- | URL | 2014/10/14 11:58 * edit *

Re: Re: 穂高 秋・ひとり山旅  1日目 (2014年10月8日~10日)

> あさひさん

あれ?あさひさん?「家族に気兼ねしつつ・・」って、もしかして、ネタだと思ってません?
ホントなんですってば! (>Д<)

ま、ね、「気兼ねして」「遠慮して」も、気持ちだけで行動が伴わず、
いったん走り出すと暴走?
・・なんてことも、時にはあるかもしれませんが・・(^▽^;)>゛

> そんなルネさんに答えるかのような、紅葉と、皆既月食。

あ~ホントにね、北穂の山頂で皆既月食を観るなんて想像もしませんでした。
一生の想い出になりそうです(⌒ー⌒)
あさひさんも、来年は是非穂高に、ね!

ルネオバ #- | URL | 2014/10/14 22:28 * edit *

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