ルネオバの なんだかねぇ・・

山歩きの簡単レポなど・・・

セピア色の尾瀬   

2015/10/02
Fri. 13:27

 
DSC04910.jpg


尾瀬レポ、取り掛かれませ~ん (×_×;)
古いアルバムを次から次へと引っ張り出しては想い出にふけっております。

オバサンの想い出話なんか、ちっとも面白ぉないとは思うのですが、
も少し、も少しだけお付き合いを・・。

・・・・・

尾瀬を訪れたのは数十年前、20歳の秋だった。
仲間と二人、テントを担いでの山行。

 ・
DSC04911.jpg 


夜行で新潟から奥只見湖をで渡り、一日がかりで平ヶ岳の登山口の清四郎小屋に。
船以外交通手段がなかったと思うのだけれど、マイカーで手軽に登山口の今とは今昔の感がある。

翌日は雨の中、ずぶ濡れになりながら気の遠くなるような長い長い尾根を平ヶ岳へピストン。


==アルバムメモより==
  9月22日(平ヶ岳にて)
  雨にどんより沈む山々の中で、燧ケ岳そこだけ太陽の光が当たり
  明るく立体的に浮かび上がっていた。

・・・・・・・

「山渓」の特集だったかで初めて知った平ヶ岳。
見開きの写真に山頂部に広がる広大な湿原が秋色に染まり夢のような景色だった。

が、やっとのことで辿り着いた憧れの山頂は雨の中。
重苦しい雲が垂れ込め、何もかもがどんよりと灰色に沈んでいた。


==メモより==
  清四郎小屋に戻ると 日はとっぷり暮れていた。
  小屋のおばさんの天麩羅の差し入れ、非常に美味なり。
  夜、千葉のおじさん2人テントに遊びに来る。ささやかなティータイム。
  明日の尾瀬行と、今日の長い平ヶ岳を想い、小沢平(こぞうだいら)の夜は更けゆく。

・・・・・・・


「雷が鳴ってたから心配してたのよ」
帰りの遅い二人を今か今かと心配して待ってくれていたらしい清四郎小屋のおばさん。
大皿に盛られた揚げたての天麩羅が涙が出るほど美味しかった。
 

三日目、やっぱり雨。三条の滝を経て尾瀬へ。

==メモより==
  9月23日
  またしても雨に祟られた一日。
  尾瀬は思いの外遠かった。ザックの何と重かったことか。
  真っ暗になってから尾瀬下田代十字路着。
  土砂降りの中、テントを設営する。

・・・・・・・・・



怒ったように?黙々とテントを張る友人。
なんで小屋に泊まれへんの・・。
温かい小屋に入りたい。乾いた布団にくるまれぐっすり眠りたい・・・。
でも言えなかった。
そんなこと口に出そうものなら「軟弱もの~」とどやしつけられそうなくらい友の仕草はきびきびと鬼気迫るものがあった。
(当時よく使った『軟弱』なんて言葉。若かったのね~青かったのね~・・(^◇^;)・・)


「え!?〇〇さん(私のこと)も同じこと思ってたの?」

あの時、彼女も同じ思いだったこと。
黙々と動き続ける私に小屋泊まりを言いだせなかったこと。
二人とも同じ思いだったのに、泣きそうになりながらずぶ濡れの身体を湿ったシュラフに潜り込ませた雨の夜。

そんなことが分かって大笑いしたのは、何十年も後になってのことだった。


ちなみに、この日の写真は一枚もない。
雨の降りしきる中、木の間隠れに覗いた三条の滝がことのほか大きかったこと、キツイ登り・・。


・・・・・・・・



四日目、やっと青空が覗く。
が、予定していた燧ケ岳に登る気力も体力もなく、尾瀬沼周回で一日終える。

ozeimg001c2.jpg  



翌朝、尾瀬ヶ原は一面深い霧に包まれていた。


==メモより==
  9月25日
  朝霧の尾瀬ヶ原を歩く。
  真っ白に霜の降りた木道に足音だけが響く
  周囲(まわり)を流れる霧は、音もなく
  朝の光の中へ吸い込まれてゆく

  振り返れば燧ケ岳
  行く手には至仏山

・・・・・・



ozeimg001c3.jpg




ozeimg003c7.jpg 


当時、至仏山は植生保護のため入山禁止になっていた。(と記憶している)

燧ケ岳にも至仏山にも登れず、5日目にして山ノ鼻から鳩待峠に登りついた時、
ここからはこんなに簡単に尾瀬に入れるんや・・と改めて驚いた。


遠い昔の山の想い出。


img002.jpg


  


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コメント

イイお写真、仲良しさんですね~

当時の装備は重かったでしょうねえ。
まさに「軟弱」なんで担げそうにないですぅ

kamachan #- | URL | 2015/10/03 04:40 * edit *

Re: セピア色の尾瀬  

素敵なアルバム、さすがですね!
ふと思ったんですけど、
二人で手を振ってる写真はどうやって撮ったんですか?

dahan #QMnOeBKU | URL | 2015/10/03 09:19 * edit *

Re: タイトルなし

> kamachanさん

うわっ!ブログお読みくださったんですね、ありがとうございます。
装備、何もかも重かったですね。
何てったって三角テントの時代ですから・・・って、歳ばれちゃいますね~σ(^◇^;)

> まさに「軟弱」なんで担げそうにないですぅ

え~・・と、軟弱の意味をご存じない?
軟弱なお方は、そんな恐ろしげな沢の遡行なんてできませんし・・(^^ゞ

あ、この頃の仲間、一生の宝物だと思っています。
コメントありがとうございました。

ルネオバ #- | URL | 2015/10/03 23:22 * edit *

Re: Re: セピア色の尾瀬  

> dahanさん

あの写真でしょ~あれね、上空から撮ったように見えるでしょ?
どこで撮ったのかはっきり覚えてなかったんですけど、
今回、ここやーー!!って場所を見つけて、ちょっと興奮しましたъ(^ー^)
またUPしますね。
コメントありがとう!

ルネオバ #- | URL | 2015/10/03 23:27 * edit *

Re: セピア色の尾瀬  

セピア色の尾瀬ですか
思い出のアルバム素敵ですね。
良いもの見せて頂きました。

たかっさん #- | URL | 2015/10/04 15:15 * edit *

Re: Re: セピア色の尾瀬  

> たかっさん

オバチャンの想い出話にお付き合い下さってありがとう!
ん、とにね、つい昨日のことのようにその場の情景が蘇ったりするのよね~
(いつも言ってるけど)昨日の晩御飯思いだせないのにね・・とほほ・・(>ω<;)

ルネオバ #- | URL | 2015/10/04 21:42 * edit *

Re: セピア色の尾瀬  

アルバムの書き込みとか拝見しますと
既にブロガーとしての片鱗が窺えますね
この時のお話を、太郎平らからの下山のとき
聞かせて頂いたことを覚えています
忘れられない学生時代の山の想い出と
それを共有できる友がいることを
密かに嫉妬していたことは内緒です

てへっ

(・∀・)キュンキュン

スロ #T1BNin.E | URL | 2015/10/04 23:54 * edit *

Re: Re: セピア色の尾瀬  

> スロトレさん

拝見しますと・・て・・
いつになく丁寧な物言いに思わず名前を見直しましたよん
どしたの?熱でもあるのでしょうか・・?( ̄~ ̄;)

太郎平からの下山・・そんなこともありましたね、
清四郎小屋のおばさんに、代わりにあの時のお礼を言いに行ってきて・・とか
しょうもないことも言ってたような?・・懐かし・・

スロトレさんも山、じゃんじゃん歩いてね
その一つ一つの山の想い出がいつしか、かけがえのない宝物になっていくのよね~

てへっ

(・∀・)キュンキュン

ルネオバ #- | URL | 2015/10/05 23:13 * edit *

Re: セピア色の尾瀬  

たいへんご無沙汰しております。
マダムルネのセピア色の思い出、しかと拝読させていただき感動しております!
マダムが、セピア色の昔々より山に入られていた事を知るに至り、私らとは経験も気合いも雲泥の差があることを痛感した次第でございます♪
エエもん見せてもらいましたんで、軟弱になってゆくばかりの自分に、今一度、気合いを入れ直そうかと、、、おそらく無理ですが(汗)

梨丸 #m.2.LkcQ | URL | 2015/10/06 15:09 * edit *

Re: Re: セピア色の尾瀬  

> 梨丸隊長

こちらこそ、ご無沙汰しております。
いえ、いつもこそっと覗かせて頂いてるんですが・・(^^ゞ
副隊長と離れ離れの生活を経て、一層、梨丸隊の絆も深まったようですね~
それにしても、中部近辺の魅力的なお山へのアクセスの良さはもう、
羨ましさを通り越して妬ましくもあります。

で、遠い昔のカビの生えたような想い出話にお付き合いいただきありがとうございます。

> 私らとは経験も気合いも雲泥の差が・・

これって?もしかして?褒め殺し?っちゅうやつですか?( ̄~ ̄;)
経験、なんて言えるものはこれっぽちもゴザイマセン!
梨丸隊や、お近くにお住いのパワフルなオネエサマ方の足元にも及ばないと思います、マジ!

で、マダム・・て・・(; ̄_ ̄)=3
ええ加減にユルシテ・・

ルネオバ #- | URL | 2015/10/07 12:00 * edit *

Re: セピア色の尾瀬  

尾瀬ですね以前鳳凰山の山頂で聞いても居ないのに関東の叔父さんが何処でテントを張って、どう廻ると良いか親切に教えてくれたのですが尾瀬のことは全く解らず聞き流したことが有りました悪いことをしました。
昔のアナログの写真やレポを懐かしく思うようになると言うことは・・ということですね。
先日の槍もテント装備の方が沢山小屋泊まりに切り替えていて乾燥室は驚きの世界でしたシュラフからザックまで吊してあるんですからね雨の日は小屋に逃げ込みましょう、でも今でも学生は雨が降っても幾ら遠くてもテントが鉄則ですね椹島でも歩いてきてました先生も大変だ。

乱丸 #vZbA1Su2 | URL | 2015/10/08 14:55 * edit *

Re: Re: セピア色の尾瀬  

> 乱丸さん

ですよね~想い出にひたるようでは、あきませんよね~(^▽^;)>゛
いや、もう、元気残ってませんし・・想い出にひたるのみ・・ですわ~・・・
当時はですね~、テン泊と決めたら何が何でも貫徹でした
槍の殺生ヒュッテで、夜中、テントが吹き飛ばされ王になって殺生ヒュッテに避難・・ってのがありましたね・・
・・ってまた想い出にひたってます・・・ (^▽^;)>゛

ルネオバ #- | URL | 2015/10/09 21:42 * edit *

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