ルネオバの なんだかねぇ・・

山歩きの簡単レポなど・・・

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黒戸尾根 その2 

2016/11/17
Thu. 10:23

黒戸尾根から早一ヶ月余り。レポも途中で投げ出したまま.
賞味期限切れもいいとこなのは分かっているのですが・・・2日目です(^^ゞ


2016_1011_054356-DSC01688.jpg 
▲御来迎場の夜明け







■行き先■ (南ア)甲斐駒ケ岳(2967m)
■山行日■ 2016年10月10日(月)~11日(火) 10日曇り時々晴れのちガス 11日晴れ
■コース■ 黒戸尾根ピストン

1日目 尾白川渓谷駐車場5:50―竹宇駒ケ岳神社6:00―笹の平分岐7:50―10:00刀利天狗10:15
―11:10五合目11:45―七丈小屋12:45

2日目 七丈小屋4:30―5:35御来迎場6:00―7:05山頂8:00―9:00御来迎場9:10―9:45七丈小屋10:40
―五合目11:20―竹宇駒ケ岳神社15:35―P15:47



1日目レポ⇒こちら



・・・・・・

4:30 七丈小屋出発。同宿の皆さんもほぼ同時。
暗闇の中、ヘッドランプの灯りを頼りに樹林帯を地味に登ること1時間。

辺りが次第に明るくなり、ヘッドランプが要らなくなった頃、小さな広場に登りついた。
標高2570メートル、八合目の御来迎場だった。(5:35)

電柱のような柱が建っていて、これは?と思ったら、倒壊した石の鳥居だった (^^ゞ


2016_1011_054016-DSC01682.jpg 


一面の雲海。どこまでもどこまでも広がる雲の海。
その海に、半島のように突き出た鳳凰三山。そして、その陰から富士山が覗いていた。



↓鳥居の後ろ、北側に回ってみると、遠く北アルプスも雲の上に浮いていた。

2016_1011_054522-DSC01692.jpg
丁度、真ん中あたりが槍ヶ岳の尖がり、そして、大キレットが分かりますか?


日の出まで10分ほど。
その時を静かに待つ。

で、東の空が次第に黄金色に輝き、雲の海がピンクに染まる。

2016_1011_054356-DSC01688.jpg

風もほとんどなく穏やかな夜明け。
恐いくらい静まり返った時間だった。

そして、陽が昇る。


2016_1011_055436-DSC01704.jpg

神々しい日の出だった。
雲海の上に島のように奥秩父が浮いていた。

神の山、甲斐駒ケ岳。
御来迎場で迎える厳かな朝だ。



2016_1011_055509-DSC01705.jpg

振り返ると、赤く染まる山。  


2016_1011_055255-DSC01702.jpg

甲斐駒が真っ赤に燃えていた。

慌てて鳥居の後ろ、北アルプスが見えるところに回ってみると・・・
槍穂もピンクに染まっていた!

甲斐駒黒戸尾根・八ヶ岳キレ 081


八ヶ岳を覆っていた雲も上がっていく・・・

甲斐駒黒戸尾根・八ヶ岳キレ 075



日の出からほんの数分、荘厳なひとときだった。

・・・・・

8合目から山頂までは標高差400メートル。
とにかくグイグイ。


甲斐駒黒戸尾根・八ヶ岳キレ 086


岩を掴み、鎖を手掛かりに、
とにかくグイグイ、グイグイ、グイグイ、グイグイ。

振り返れば絶景!



2016_1011_061927-DSC01712.jpg 




見上げても絶景!
空が青さを増していく。

2016_1011_062657-DSC01717.jpg



写真ばかり撮って、脚が前に進まない・・
何枚同じ写真、撮ってるねん・・・なんて、自分でも呆れるけど・・・でも、凄い!


2016_1011_062349-DSC01715.jpg




↓9合目の大岩。
突き立てられた二本の剣。
この山を開山した修行者が没後不動明王として祀られ、その不動明王に捧げられた剣だとか。
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見渡す限りの雲海。
その向こうには地蔵、鳳凰、薬師の鳳凰三山。その後ろに富士山。
神の山を象徴する眺めだ!

この地上を覆いつくす雲の海は、世俗と神の住む領域とを分けているのだろう。
そして、私は今雲を抜け、この神のお在す(おわします)巨大な岩山の高みに一歩一歩近づいている・・・。

・・なんて、かなりハイになりながら、グイグイグイグイよじ登る( ̄~ ̄;)。

よじ登る・・って言っても、ルートは整備が行き届いていて、要所要所には鎖があるし、難しいところも何もないんだけどね。


↓北岳の三角錐も見えてきた。ずっと向こうにチラッと見えているのは塩見やん!

2016_1011_063718-DSC01725.jpg

目の前にほぼ同じ高さに摩利支天。
そして、摩利支天から山頂にかけての斜面の険しさといったら!
垂直にも思える絶壁が山頂に向かって突き上げていた。


山頂が少しずつ迫ってくる。(厳密にはここから山頂は見えません)

2016_1011_063854-DSC01728.jpg


少し北側に回り込むと黒戸尾根の下の方が雲に浮いていた。
あの雲の下から延々と歩いてきたのよね~


2016_1011_064126-DSC01731.jpg


↓甲斐駒の斜面から鋸岳も姿を現す。遥かに北アルプスも雲の上。

2016_1011_064119-DSC01730.jpg


甲斐駒黒戸尾根・八ヶ岳キレ 115


甲斐駒黒戸尾根・八ヶ岳キレ 103



↓初めて山頂が姿を見せる。(右側の低く見えるところ)

甲斐駒黒戸尾根・八ヶ岳キレ 109


↓山頂の祠を射程距離に捉える!

甲斐駒黒戸尾根・八ヶ岳キレ 116 


御来迎場から1時間、ひたすら岩を這い上がり山頂到着!(7:05)


甲斐駒黒戸尾根・八ヶ岳キレ 119

じわじわこみあげる達成感。

東側には、南アルプスの女王、仙丈ヶ岳。今日初めての対面だ!
2016_1011_072049-DSC01753.jpg


南には遥々連なる南アルプスの稜線。
2016_1011_072429-DSC01755.jpg
ここから見る北岳が好きやな~!
稜線がクキっと東に折れて、凛々しい動物の背を見てるみたい。

もちろん、北側には鋸岳とそれに連なるギザギザの稜線。
雲の彼方にはやっぱり北アルプスが端から端まで。
2016_1011_071757-DSC01744.jpg

2016_1011_071724-DSC01743.jpg

ほんとは、ここからそのギザギザを越えて鋸岳へと縦走したいんだけど、誰でもが行ける所じゃない。

2016_1011_072450-DSC01757.jpg

山頂はまだ七丈小屋からの人たちだけで、静かなものだった。
この時期にしては気温は高めだったけれど、風がやっぱり冷たくて慌ててダウンを着込む。

で、それからの1時間余り、歩き回り遊び回るオバチャン二人・・・。

2016-10-11-co1.jpg


2016_1011_071937-DSC01750.jpg 

あちらへウロウロ、こちらへウロウロ。
ふと気が付くと一緒に登ってきた人たちの姿は消え、いつの間にかひっそりとした山頂。
北沢峠からの登山者が一人、二人・・・。到着してから1時間余りも過ぎていた。

さて、摩利支天はどうするか・・・。

・・・・・・

登り途中で一緒になった方に教えていただいたのですが、
甲斐駒ケ岳は、里社山頂の奥社、それに、摩利支天の社、この三つを参拝して初めてお参りしたことになるとか。

摩利支天に寄ってみたいのは山々だけど、登り返しがキツそう。それに、これからの長い下りを考えると無理しない方が賢明。
なので今回はパスすることに。


でも、摩利支天からの黒戸尾根の眺めは絶景に値すると思う。
八合目から山頂に向かってグイグイせり上がる岩尾根。
そのダイナミックな眺めを間近に眺められる摩利支天、絶対お奨め。

・・なんてことを、甲斐駒には何度も登りながら摩利支天にはまだ寄ったことがないというNちゃんに話しながら下山開始(8:00)。

・・・・・・

山頂を後に、奥社にもお参りしておく。
甲斐駒黒戸尾根・八ヶ岳キレ 162 


↓このピークの裏側(東側)にひっそり祀ってある奥社。
甲斐駒黒戸尾根・八ヶ岳キレ 164 


「ひっそり」と言っても、黒戸尾根が古くからの登拝の道なので、こちらが正面なんだけど。
でも、北沢峠から登ってきたら、気が付かずにパスしてしまうと思う。(私も今まで知らなかった)

2016_1011_080706-DSC01767.jpg


甲斐駒黒戸尾根・八ヶ岳キレ 166 
さよなら、甲斐駒ケ岳。また、いつか!

・・・・・・

グイグイよじ登った道を、ズンズン、ズンズン下る。



2016_1011_083759-DSC01779.jpg 

湧き上がる雲に向かってダイビングするような感じ。


2016_1011_082413-DSC01772.jpg 

左手に大岸壁を見下ろしながら・・・。
あれがクライマーの憧れ?赤石沢(とかの?)の岩場なんだろうか?

・・・・

あっという間に御来迎場(9:00)。
でも、やっぱり振り返ってシャッターばかり切っていたから、登りとそれほど時間は変わらなかった。


甲斐駒黒戸尾根・八ヶ岳キレ 180 

・・・・・・
七丈小屋9:45着。
ここから登山口まではCT4:10。
預けておいた荷物をパッキング。これからの下りに備えて1時間ばかりしっかり足を休ませた。
10:40下山開始。
遅くても2時半?・・・3時には下山できるかな?

甲斐駒黒戸尾根・八ヶ岳キレ 191


なんて、甘く見ていたんだけど、ここからの下りの長かったこと!


2016_1011_112019-DSC01798.jpg
五合目手前辺りから、ガスが湧いてくる。

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ガスが切れて、昨日は見えなかった山頂がチラリ。(中央)

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登りでは気が付かず通り過ぎた五合目小屋跡の洞窟。



甲斐駒黒戸尾根・八ヶ岳キレ 203
刀利天狗にて、昨日から一緒だった愛知の山の会のお二人とワイワイ。


甲斐駒黒戸尾根・八ヶ岳キレ 194



刃渡りの辺りまでは、まだ元気だった。
けれど、そこから下の延々と続く緩やかな下りが疲れた膝にだんだん堪えてきた。


甲斐駒黒戸尾根・八ヶ岳キレ 204

しっとり苔むす針葉樹の森も・・・

2016_1011_133030-DSC01807.jpg 

乳白色の霧に包まれたブナの森も・・・
もはや味わう余裕などあるはずもなく、言葉もなくただただひたすら足を前に出すのみ。

こんなに下ったっけ?
こんなところあったっけ?

うんざりするほど下って、更にまたうんざりするほど下って、やっと登山口に戻ってきた。(15:47)


やっぱ、黒戸尾根、長かった・・・・(>_<;)

・・・・・

開山200年の歴史なんて知らずに来た黒戸尾根。
登る前は、標高差2500を登り切れるかどうか、そんなことだけが頭を占めていた。
けれど、道沿いに安置された数えきれないほどの石碑や石仏。
その一つ一つに人々のこの山への想いを垣間見た気がした。

山麓から中腹にかけて広がる深く豊かな森。
そして、その先の厳しい岩場や鎖場、そしていくつもの梯子。
登山道の整備された今、日帰りピストンで軽やかに駆け抜ける人も珍しくなくなってしまったけど、
二日かけて歩いても、やっぱりなかなか厳しい道だった。

古の人たちは何を想い、何を願い、この長く険しい尾根を辿ったんだろう。
どこから見ても天に向かって聳え立つ巨大な岩のピラミッド、甲斐駒。
下山後、山頂付近は雲の中だったけれど、くたびれた膝をさすりながら見上げる山は、今までとは少し違って見えた。


・・・・・

さてさて、かなり疲れていたけれど、Nちゃんに背中を押されて、翌日再び山を目指すのです。
我ながら、呆れます・・・ ┐( -_-)┌






■七丈小屋について■
2016_1011_152248-DSC01808.jpg 

〇食事付きの宿泊料金は食事の内容によって異なる。(レトルトカレーの夕食付で6000円だった)
〇コンロは必携。お湯が貰えないこともあります。
〇管理人がいるかいないかは登山口まで行かないと分からない。(不在時も第二小屋は解放)
〇管理人不在の時もカップ麺などの購入はできます。
〇一晩中ストーブが点いていて、暑いくらいでした。
〇水は豊富。(但し、枯れることもあるらしい。事前に確認のこと)
〇屋外に綺麗なバイオ(?)トイレ


最高点の標高: 2923m
最低点の標高: 780m
累積標高(上り): 2483m
累積標高(下り): 2462m

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コメント

里山徘徊専科の身には目の保養?になりました(笑) その内遠征するぞ~~て・・・こればっかりや(^^ゞ

ハゲ太郎 #- | URL | 2016/11/18 17:17 * edit *

ハゲちゃん

里山・・・この言葉、いいですね~
温もりがあって、優しくて、懐かしくて・・・。
そんな身近な里山の自然を、素敵に切り取れるなんて、ホント、素敵です!ヽ(^Д^*)/

でも、またいつか、ちょっと遠いお山にも出かけてくださいね!
お顔に似合わず?(・・あ、シツレイ・・汗)繊細な感性のハゲちゃんの
ダイナミックなお山の写真も楽しみにしていますよ~(^m^*)エヘヘ

ルネオバ #- | URL | 2016/11/19 09:19 * edit *

素晴らしいです!

いや~っ、とっても詳しいレポをありがとうございました~e-466

開山200年の記念の年にマダムが訪れたのは偶然ではないと思いますe-284
きっと、甲斐駒ケ岳がマダムを呼んだんですよe-348
そうじゃなきゃ~、あの荘厳な絶景を目の当たりには出来なかったと思いますe-343

エエな~、スゲ~な~、黒戸尾根e-415
北沢峠からでは得られないものがココにはありますねe-465
よ~し、当隊の来年の課題にしよ~っとe-319

梨丸 #m.2.LkcQ | URL | 2016/11/19 21:00 * edit *

梨丸さん

そうそう、甲斐駒は黒戸尾根を登ってこそ!・・って、今回しみじみ思いましたよ!
あ~んな北沢峠からお手軽にちょこちょこっとでは、甲斐駒は語れません!!!( ̄~ ̄*)

・・なんちゃって・・・北沢峠からのピストンでさえ結構ハード!
ヒーヒーゼーゼー・・青息吐息で下山したワタクシですけど、何か?《;~Д~》
ま、それはそれとして・・・
それは無理やろ!!・・って言うようなロングコースを「這ってでも歩ききる!」って意気込みで
あっちゃこっちゃ歩いていらっしゃる梨丸隊、
黒戸尾根の日帰りは十分可能だとは思いますが・・・・

やっぱ、ここは、あの御来迎場で、荘厳な日の出を迎えてくださいね!

で・・・
・・

マダム・・て・・・ええ加減にユルシテ~・・・ (ノ_<。)ビェェン。。。

ルネオバ #- | URL | 2016/11/20 22:16 * edit *

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