ルネオバの なんだかねぇ・・

山歩きの簡単レポなど・・・

スポンサーサイト 

--/--/--
--. --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[edit]

CM: --
TB: --

page top

DSC05415.jpg

さて、3日目。4時起床。
当然、外は雨。
水晶小屋は稜線上にあるので風も強い。







■行先■  (北ア)黒部源流周回
3日目 2011年7月29日(金):水晶岳ピストン・高天原温泉へ  雨 午後少し止む
■メンバー■ Nちゃんと






■3日目 コース■
水晶小屋6:00―6:30水晶岳―7:00水晶小屋7:10―7:45岩苔乗越―水晶池9:15―10:00高天原峠分岐―10:10高天原山荘―竜昌池―高天原温泉―山荘





上のコースを見て、
あれ?今日は黒部五郎小舎に戻るんじゃなかったの?
と、疑問に思われた方もいらっしゃるかもしれない。

そうなのだ、行ったのだ、高天原へ。
いったんは断念した高天原。ここまで来ながら、やっぱり諦めることは出来なかった。
3泊の予定が4泊になって、家族には余計迷惑をかけることになるけれど、
ま、そうしょっちゅうある事ではないし・・。

「1日帰るの遅くなるかもしれへんけど、心配せんといてや~」
昨日、家には連絡を入れておいた。


今日は高天原へ。
で、明日は雲ノ平から黒部五郎小舎に戻る。
最終日はまた、黒部五郎岳を越え、延々と太郎平から折立まで戻ることになるけれど、ま、それも仕方ない。
期待薄だけれど、薬師沢ルートもそのうち復旧するかもしれない。

kurobe2.jpg



濡れてぼとぼとの靴下と靴を再び履く。
冷たいのは一瞬のことで、すぐに慣れてしまう。
とりあえず水晶岳ピストンだ。
(靴下は乾燥室に入れてあったのですが全く乾いていませんでした。
予備の靴下に替えても、靴がぼとぼとで一瞬にして濡れてしまうのでここは我慢です)


5:55 ザックを小屋に置いて、水晶岳に向けて出発。

雨はそれほどひどくはなかったけれど、黒部源流から強い風が吹き上がっている。
ガスで視界10数メートルくらいか。
広い尾根が次第に岩の痩せ尾根に変わり、30分ほどで水晶岳南峰(2977,7m)に着いた。



CIMG9051.jpg
小屋から同行した方にシャッターを押してもらう。
ガスでな~んにも見えないけれど、ン10年ぶりのピークはそれなりに感慨深いものがあった。
・・と、日記には書いておこう・・。

CIMG9055.jpg
「荒天時、防寒保温を充分に!」

CIMG9057.jpg
臨月間近か?身重の体でよく頑張った!


CIMG9061.jpg
Nちゃんは産後1週間くらいか?

二人ともウエストポーチの上から雨具。
もう格好なんかどうでもええわい!! ( ̄~ ̄;)


7:00 水晶小屋に戻ってくる。

7時の無線の定時連絡によると、やはり、薬師沢の橋の復旧の目途はたっていないという。

CIMG9068.jpg


7;10 高天原に向けて出発。
高天原山荘までは3時間半ほど。ほとんど下り。
今日中に雲ノ平まで登り返しておくと、明日からの行程が楽になるけれど、まあ、ええやん。
のんびり温泉につかって高天原を満喫だ!


7:45 岩苔乗越

相変わらずガス・雨・風の中、岩苔乗越から高天原への道へ。
しばらく岩苔小谷の源流沿いを下り、次第に谷を離れ水晶岳山腹の樹林帯を行くコースだ。


CIMG9071.jpg
岩苔小谷源流付近の雪渓

途中沢の渡渉もあったけれど、昨日のに比べればどうってこともない。
単独男性が登ってきたので聞くと、昨夜は高天原山荘、6人の宿泊だったらしい。
薬師沢が通行止めなので、これから三俣山荘に向かわれるとのこと。

この後、更に4人に出会う。残りの一人はいずこへ?

灌木の中をうんざりするほど下り、針葉樹林の林へ。
岩苔乗越から1時間半ほどで、右に水晶池への標識。

周囲を針葉樹で囲まれ、晴れていれば水面に水晶岳が映るという静かな美しい池らしい。
何より、その名前からしてステキだ。

・・が、どうせ何にも見えないのは分かっている。けれど、ま、とりあえず行ってみる。

CIMG9075.jpg
道がいきなり水の中に没してブツンと終わっていた。
これって、どうよ・・・
標識も何も見当たらない。

降り続いた雨で増水。湖面がせりあがっているのだった。

DSC05395.jpg
覗きこむが池の全体を見ることもできなかった。
ま、こんなもんでしょ・・ (¬_¬)

更に40分ばかり、だらだら下る。
こんなに下っていいの?高天原ってそんなに低いの? 
明日、雲ノ平に登り返し、翌日黒部五郎岳を越えていくことを思うと、ちょっと憂鬱になる。
(高天原:標高2161m 水晶岳2986mから標高差824m)


針葉樹林が途切れ、高天原峠からの道と合流すると、いきなり明るい草原に飛び出した。
高天原だった。

CIMG9079.jpg
は~い!!やってきたよーー!!
大声で叫んでみる。
Nちゃん苦笑。

DSC05399.jpg
広い湿原にキスゲが咲き乱れている。

湿原の端に高天原山荘が建っていた。
10:10 着。

DSC05426.jpg
新しくなった高天原山荘。
完成したのはほんの1週間前らしい。


今日の宿泊は私らだけかも・・と思っていたけれど、
玄関に連泊の女性がいらっしゃった。雨の中歩きたくないので、今日で3泊目とか。

受付だけ済ませ、玄関にザックを置いたまま、いざ、念願の温泉だ!!
いや、その前に温泉から更に20分ほど先の竜昌池まで足を延ばそう。

小屋から15分ほどで沢音と硫黄の臭いがしてくると温泉。

CIMG9091.jpg
左が女風呂。右が露天風呂(混浴)


CIMG9092.jpg
増水した温泉沢の橋を渡る。
傾いていて濡れて滑るので慎重に。

灌木の中、20分ほどで開けた草原に出る。


DSC05407.jpg
これが竜昌池?・・ではありませんでした。
窪地に水が溜まって、池になっていた。
道は完全に水没。

この隣が竜昌池だった。

DSC05411.jpg
竜昌池

DSC05410.jpg
雨降りやまず。

DSC05416.jpg
畔のキスゲも満開だった。

DSC05421.jpg

ここより北に道はない。
ルネオバの若い頃、ここから更に北の薬師見平を通り、奥黒部ヒュッテへ道があった時期もあるらしい。
高天原新道。
かなりの難路で、利用する登山者も少なく台風による崩壊などもあり消えてしまった道。

ちなみに、当時の山渓アルパインガイドを開いてみると、確かに記されている。
最高難度の★4つ。
健脚なうえに露営、ルートファインディングなどの技術が伴い、状況に応じた適切な判断力が要求される。

けれど、竜昌池から奥ノ廊下の立石までのルートが★2つの一般ルートとして載っていたりする。
いつの間にか自然の中に埋もれ消えてしまった道もたくさんあるのだろう。


・・・・・

さて、温泉。
多分貸切だと思うので混浴の露天風呂でもOKなのだが、女風呂へ。

CIMG9109.jpg
雨でちょっと温めだけれど、最高!!
雨は降り続く。


山荘に戻ってくると、単独男性二人が到着していて、今日の宿泊は5人になった。
依然として薬師沢・太郎平間の橋の復旧の連絡は入っていない。

5時の夕食までの時間、のんびりと『高天原』を味わう。
新築なったばかりの小屋は、白木の香りがぷんぷんで清潔そのものだった。


DSC05439.jpg
4時ごろ、しばし雨が止み空が明るくなった。

DSC05432.jpg
・・と思う間もなく、またパラパラと降り出す。


DSC05430.jpg
へっ?明日が曇り?
誰がそんなこと信じるもんか!


DSC05431.jpg
前線が居座り、完全に梅雨末期の天気図。
昨日より前線の位置がまだ下がったようだ・・。


DSC05446.jpg
2階全体で一室。ここに先の女性とたった3人。


コラージュ

夕食後、嬉しい知らせが飛び込んできた。
薬師沢から太郎へのルートが通行できるようになったというのだ。
今日のこの雨の中、流された橋の架け替え工事をしてくださったらしい。

期待していなかっただけに喜びもひとしお。
これであの黒部五郎から北ノ俣岳の長~い稜線を、雨の中(決まっているのか?)引き返さなくて済む・・。


外はまだ雨が降り続いていた。
明日も雨だろう。
でも、もう、そんなことどうでもいい。

念願の高天原に来れた。
明日は雲ノ平を通ろう。

雨が降り続いても、ガスって何も見えなくても、ここに来れた、そして、このアルプスの深い山懐に自分が今いること、歩いていること、それだけで十分な気がした。



―4日目へ続く―


[edit]

CM: 8
TB: 0

page top

コメント

Re: 黒部源流周回 3日目 (2011年7月29日)

レポ快調ですね。(^^)v

昨年大天井岳~西岳に向かった時に
寒くて、低体温症になりそうでした。(-_-;)

ルネさんは防寒対策はされてましたか、、?
私も寒くて、アンダーダウンを着なくてはと、思いつつ、
雨がひどく、着ようとは思いませんでしたが、
後で思うと、、やはり、
多少濡れても、着るべきだったかなと思いました。

薬師沢~太郎平が復旧されて良かったですね。(^^)v 
4日目楽しみにしています。

中国遠征以来、、レポに追われてましたが、
やっとレポが追いついて、、
というか、お天気良くないので、山行予定なし、、(-_-;)
余裕が出来ました。o(^-^)o

ジオン #.Gac0atE | URL | 2011/08/21 21:14 * edit *

Re: Re: 黒部源流周回 3日目 (2011年7月29日)

> ジオンさん

この時はそれほど気温は低くなかったと思うのですが、歩いている時はともかく、
立ち止まるとみるみる体温が奪われていくのが分かりました。
雨の中だと、立ち止まって中にダウンを着こむのもためらいますよね。
したがって、この山行中、休憩はほとんどせず、ひたすら、よたよたと歩き続けましたよ (>ω<;)

防寒対策ってことでもないのだけど、冬用の毛糸の手袋がかなり有効でした。
雨で濡れてぼとぼとになっても、結構暖かく、手袋一枚の威力を思い知らされました。

山から帰って1週間。
食っちゃ寝の毎日で、ほとんど歩いてません。足が退化しそう・・ (>_<;)
雨飾山、4年前に雪倉朝日の翌日に登りました。花畑、すごいですね!
ジオンさんのレポで、その時の花の名前、やっと分かりましたよん! (^▽^;)>゛

ルネオバ #- | URL | 2011/08/21 22:31 * edit *

Re: 黒部源流周回 3日目 (2011年7月29日)

防寒対策、こんなコンディションで稜線だと考えますよね
ま、水晶往復くらいだと、あっちゅう間ですが・・・
稜線で産気づくような事態にならなくてホッとしたり( ̄ー ̄)
水晶池!笑いますね~、道が突然池って!凄い水量です。
竜昌池もそうだけど、あれだけ水があって、晴れてた日にゃ
そらもう、最高の・・・あ、失礼。
高天原山荘、新装なっても2階の画像とか拝見すると
以前のままのようなカンジ。なんとなく夕飯も同じ?
いいなぁ、行きたくなってしまいます。

>このアルプスの深い山懐に自分が今いること、歩いている
>こと、それだけで十分な気がした。

いいレポだなぁ。。。

スロトレ #T1BNin.E | URL | 2011/08/21 23:03 * edit *

Re: Re: 黒部源流周回 3日目 (2011年7月29日)

> スロトレさん

水晶池、あっけにとられました・・
畔に佇み、あ~・・晴れてればここに水晶岳が映るんや~・・
・・なあんて溜息をつくことさえ叶いませんでした・・なんで~・・ (;´_`)

2008年のスロトレさんレポ、再読すると、
水晶池でも、竜昌池でも、ちゃんと山が姿を見せてくれていたのね・・は~、なんで~

高天原山荘、多分、鉄骨の骨組みは以前のままだと思います。
内装が全て新しくなったのかな?
もちろん、屋根は曲がってませんでしたv (^o^)

けど・・やっぱ・・あれやね・・
もう一回行かなあかんねぇ~
次は秋やね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いつ行けるねん!!(ノ_<。)ビェェン。。。

ルネオバ #- | URL | 2011/08/22 10:41 * edit *

Re: 黒部源流周回 3日目 (2011年7月29日)

一つだけ質問でーす。
僕の中では日本一の温泉と感じたのですが、ルネさんはどうでしたでしょう?
こんなん言ったら怒られるかもしれませんが、この別天地の雨景色、高天原も夢の平も竜晶池も素敵に思えるのですが・・・どうもスイマセン。
あぁ~行きたくなって来たなぁ~

たかっさん #- | URL | 2011/08/22 21:18 * edit *

Re: 黒部源流周回 3日目 (2011年7月29日)

ふ~ん、高天ヶ原山荘が建て替えられたんですね!!
あの波打ってる屋根が風情があったのに・・・
それに、2階の歩くとギーギーと鳴る
「鴬張りの床」が何とも言えずよかったのになあ。
私が行った時も泊まりはやはり5人で
小屋の人達と一緒に食事をしたように思います。

なんて、書いてたらだんだんだんだんと行きたくなってきたやんか!!

単独行 #0z4M9REw | URL | 2011/08/23 11:13 * edit *

Re: Re: 黒部源流周回 3日目 (2011年7月29日)

> たかっさん

> 僕の中では日本一の温泉と感じたのですが、ルネさんはどうでしたでしょう?

んんん・・何と答えればいいのか・・
少なくとも今までのうちで一番苦労して辿り着いた温泉でした。
日本一かどうかは・・そんなに、ワタシ、知らないしぃ・・
・・いやいや、日本一!!日本一でしたよ!! ( ̄~ ̄;)

それにしてもたかっさん、
最高の雲ノ平、高天原を味わわれたんじゃないですか?
画像を拝見しても、ため息が出てきます・・
言葉を失うのが分かります

私もいつか秋に訪れてみたいです v (^o^)

ルネオバ #- | URL | 2011/08/23 17:40 * edit *

Re: Re: 黒部源流周回 3日目 (2011年7月29日)

> 単独行さん

何と、二条城ばりの「鴬張りの床」とな! (〃▽〃)あは♪
二階は畳と床だったのが全て床張りになっていました。
床も壁も真新しい白木の板で、これからあの板に歴史が刻まれていくんですね~

> なんて、書いてたらだんだんだんだんと行きたくなってきたやんか!!

んじゃ、秋の林間がっこは、ここに決定! ъ(^ー^)

ルネオバ #- | URL | 2011/08/23 17:45 * edit *

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://luneoba3.blog137.fc2.com/tb.php/52-3daa617d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

page top

2017-08

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。