ルネオバの なんだかねぇ・・
山歩きの簡単レポなど・・・
(本編 その1) 快晴の硫黄岳 2012年2月26日・27日
2012/03/04
Sun. 16:11
・
■行先■ 硫黄岳 (八ヶ岳 標高:2760メートル)
■山行日■ 2012年2月26日(日)~27日(月) 夫婦で
■コース■
1日目 (前日発 車中泊)美濃戸口―赤岳鉱泉(泊) 中山展望台ピストン
2日目 赤岳鉱泉―硫黄岳ピストン―美濃戸口
厳冬期の南八ヶ岳。
その神々しいばかりの連なりを、幾度眺めただろう。
山麓から、あるいは北八ツの山頂から・・。
主峰赤岳の秀麗なピラミダルな山容。
その両側に、ゴツゴツした岩稜の連なりの横岳と、これまた三角錐の岩山、阿弥陀岳。
そこに足を踏み入れるには、私の経験と技術ではちょっと難しそうだ。
でも、それをすぐ目の前に眺めることのできる硫黄岳なら、何とか・・。
・・そう思いながら、何年かが過ぎてしまった。
月曜、相方の休みが取れ三連休になった。チャンス!三日間八ヶ岳満喫!
と張り切ったものの、何ということ!土曜は終日雨らしい。
で、出発を一日遅らせ、土曜の午後自宅発、その夜は美濃戸口で(いつもの)車中泊。
赤岳鉱泉泊りで硫黄岳に登ることにした。
■1日目■ 2月26日(日) 曇り
■コースタイム■
美濃戸口(八ヶ岳山荘)P7:35―赤岳山荘8:40―林道終点9:40~9:55―赤岳鉱泉10:55
赤岳鉱泉13:20―中山展望台13:55~14:05―赤岳鉱泉14:25
諏訪南ICで高速を下り、八ヶ岳山荘のある美濃戸口に着いたのは、前夜6時過ぎ。
ここで既に標高1506メートルもあるらしい。
雪は少ないものの、手前2,3キロくらいから路面凍結。
美濃戸口の駐車場は、八割方車が泊まっていた。
土日と、赤岳鉱泉でアイスキャンデーフェスティバルなるものが開催されているらしい。

▲八ヶ岳山荘・・奥に見えるのが山荘の駐車場(1日500円)
嬉しいことに、八ヶ岳山荘の玄関ロビー・トイレは一晩中解放されている。
テーブル、椅子があり、何人かの方が中で宴会中だった。
シュラフの上に二枚毛布を掛け、寒さを感じることもなく快適に睡眠。
(但し、下山してきた時、車内に置いてあった1ℓペットボトルのコーヒーが完全凍結していたから、冷え込みはかなりのものだと思う。)
・・・・・・
翌朝、7:35 美濃戸口出発。
どんより、空全体に雲が広がり、お天気はいまいち。
が、ほとんど寒さを感じない。
ここから先、美濃戸の赤岳山荘まで更に車で入ることができるけれど、路面はガチガチに凍結して深い轍ができている。
山荘の方に聞くと、四駆でもチェーンを巻かないと無理だとのこと。
それでも、時々JAFのお世話になる人が何人もいるのだとか。

▲凍結した上に深い轍(下山時撮影)
だらだら凍結林道を歩き、1時間ほどで赤岳山荘。(営業中 公衆トイレ使用可)
駐車場はほぼ満車だった。
驚いたことに、軽自動車や、どうみても2WDだと思われる車も上ってきていた。
日曜だというのに、前後に登山者の姿もほとんどなく、赤岳を日帰りピストンすると言う若者に出会っただけだった。

5分ほど先が美濃戸山荘。(営業中 公衆トイレ使用可)
この先から行者小屋への南沢ルートと赤岳鉱泉への北沢ルートに分かれる。

▲美濃戸山荘前 北沢・南沢分岐
曇り空に白い稜線がちらっと覗いていた。
お天気が良ければ、南沢から行者小屋経由で赤岳鉱泉に行くことも考えたけれど、相変わらずの曇天。
行者小屋から赤岳は望めそうにもなく、ここは素直に北沢からのピストンに。
ここから先は山小屋関係者の車しか入れないので、完全に雪道だった。
所々ショートカットしながら、1時間弱で林道終点に到着。
9:40 林道終点

右の橋を渡り、ここから山道に入り1時間ほどで赤岳鉱泉だ。
山道と言っても、沢に沿って、緩やかにだらだらと登っていくだけ。
↓ こんな感じでだらだらと・・。

↓ ず~っと、こんな感じでだらだらと・・。

↓ やはり、ず~~っと、こんな感じでだらだらと・・・。
途中から大同心がちらっと姿を見せる。

フェスティバルの真っ最中なのだろうか、下山者もほとんどなし。
登っていく人も2人に出会っただけで、静かな山道だった。
ま、こんな感じなので、特筆すべきことはないのだけど、一つだけ。
向こうから若い男女の二人連れがスタスタ下山してきた。
女性、不思議な色の山服を着ているな~・・って思ったら、なんと、山服ではなくピンクのビキニ一枚だけなのでした。
しかも、ん、何というのか、いわゆる、ニューハーフ?の方?・・みたいで・・ (;´_`)
めっちゃ綺麗にお化粧して、ピンヒールでスタスタ・・(もちろん、雪の山道です・・)
男性はごく普通の登山者スタイルだった。
数年前、厳冬期の上高地でやはりブルーのビキニの方に出会い、息が止まりそうになるくらいびっくりしたことがあったけれど、今回も、やはり、目が点、になってしまった・・ (>ω<;)
こんにちは~
平静を装いながら、挨拶を交わしてすれ違ったけれど、
ここはやはり声をかけるべきでした・・ (^^ゞ
けれど、最近の山、ホントに何でもアリ・・なんですね~ ( ̄~ ̄;)
向こうからざわめきと音楽が聞こえてきたと思ったら、赤岳鉱泉前の広場に飛び出した。
目の前にブルーの氷の壁。アイスキャンデーだ。
10:55 赤岳鉱泉到着

数十人がアイスキャンデーの周りに群がり、軽快な音楽が流れまるでお祭りだ。
次から次に氷の壁に挑戦していく若者たち・・ばかりかと思ったら、なかなか。
結構年配の女性も、もちろん、おじさんも果敢に挑戦していた。


余りにも楽しそうで、ザックを背負ったまましばらくその様子を見ていたけれど、とりあえず宿泊手続きをと山小屋に。
↓ 軒先のツララ

宿泊手続き後、快適な自炊室で鍋焼きうどんの昼食。
またしてもアイスキャンデーを覗きに行ったり。
けれども、6時の夕食まで時間がありすぎるほどある。
今日の行程がちょっと短すぎたので、展望は望めそうになかったけれどトレーニングのつもりで中山展望台まで登ってみることにした。
13:20 赤岳鉱泉出発

ふかふか雪の中、赤岳や阿弥陀岳からの下山者に多数すれ違う。
稜線は意外なことにほとんど風はなかったらしい。
鉱泉から赤岳ピストンしてきたという、かなり年齢の高い?女性と言葉を交わしているとその後ろから彼女の連れと彼女たちのガイドらしき若い女性。
この人、知ってる!
思わず、胸がドキドキ・・。
先日、TVで見たばかりの八ヶ岳をメインに活躍されている女性ガイドの方だった。
そのテレビ番組以前から、その方のことは知っており、かっこいいな~・・なんて憧れていたもので
「あ、テレビ観ました!」・・なんて、思わず声をかけてしまった。
恥ずかし・・
「あ~」と小さくクールに頷かれ下って行かれた。
かっこいい!!
30分余りで中山展望台。
やはり稜線は雲に覆われいる。行者小屋がすぐ下に見下ろせた。

▲行者小屋を見下ろす テントも3,4張り
14:25 赤岳鉱泉
・・・・・・
夕食までの時間、食堂のストーブの傍でまったりと時間を過ごす。
厳冬期のこんな山の中(しかも標高2250メートル!)こんな快適な空間があることに改めて驚きだ。

▲食堂


前日は200人の宿泊客で大賑わいだったらしいけれど、今夜は20人余り。
夕食は日替わりでメニューが変わるらしい。

豚バラの味噌鍋が美味しかった!
ちなみに、前日はビーフシチューだったとか。
*赤岳鉱泉 一泊二食 9000円(大部屋)
二日目レポ→こちら
■行先■ 硫黄岳 (八ヶ岳 標高:2760メートル)
■山行日■ 2012年2月26日(日)~27日(月) 夫婦で
■コース■
1日目 (前日発 車中泊)美濃戸口―赤岳鉱泉(泊) 中山展望台ピストン
2日目 赤岳鉱泉―硫黄岳ピストン―美濃戸口
厳冬期の南八ヶ岳。
その神々しいばかりの連なりを、幾度眺めただろう。
山麓から、あるいは北八ツの山頂から・・。
主峰赤岳の秀麗なピラミダルな山容。
その両側に、ゴツゴツした岩稜の連なりの横岳と、これまた三角錐の岩山、阿弥陀岳。
そこに足を踏み入れるには、私の経験と技術ではちょっと難しそうだ。
でも、それをすぐ目の前に眺めることのできる硫黄岳なら、何とか・・。
・・そう思いながら、何年かが過ぎてしまった。
月曜、相方の休みが取れ三連休になった。チャンス!三日間八ヶ岳満喫!
と張り切ったものの、何ということ!土曜は終日雨らしい。
で、出発を一日遅らせ、土曜の午後自宅発、その夜は美濃戸口で(いつもの)車中泊。
赤岳鉱泉泊りで硫黄岳に登ることにした。
■1日目■ 2月26日(日) 曇り
■コースタイム■
美濃戸口(八ヶ岳山荘)P7:35―赤岳山荘8:40―林道終点9:40~9:55―赤岳鉱泉10:55
赤岳鉱泉13:20―中山展望台13:55~14:05―赤岳鉱泉14:25
諏訪南ICで高速を下り、八ヶ岳山荘のある美濃戸口に着いたのは、前夜6時過ぎ。
ここで既に標高1506メートルもあるらしい。
雪は少ないものの、手前2,3キロくらいから路面凍結。
美濃戸口の駐車場は、八割方車が泊まっていた。
土日と、赤岳鉱泉でアイスキャンデーフェスティバルなるものが開催されているらしい。

▲八ヶ岳山荘・・奥に見えるのが山荘の駐車場(1日500円)
嬉しいことに、八ヶ岳山荘の玄関ロビー・トイレは一晩中解放されている。
テーブル、椅子があり、何人かの方が中で宴会中だった。
シュラフの上に二枚毛布を掛け、寒さを感じることもなく快適に睡眠。
(但し、下山してきた時、車内に置いてあった1ℓペットボトルのコーヒーが完全凍結していたから、冷え込みはかなりのものだと思う。)
・・・・・・
翌朝、7:35 美濃戸口出発。
どんより、空全体に雲が広がり、お天気はいまいち。
が、ほとんど寒さを感じない。
ここから先、美濃戸の赤岳山荘まで更に車で入ることができるけれど、路面はガチガチに凍結して深い轍ができている。
山荘の方に聞くと、四駆でもチェーンを巻かないと無理だとのこと。
それでも、時々JAFのお世話になる人が何人もいるのだとか。

▲凍結した上に深い轍(下山時撮影)
だらだら凍結林道を歩き、1時間ほどで赤岳山荘。(営業中 公衆トイレ使用可)
駐車場はほぼ満車だった。
驚いたことに、軽自動車や、どうみても2WDだと思われる車も上ってきていた。
日曜だというのに、前後に登山者の姿もほとんどなく、赤岳を日帰りピストンすると言う若者に出会っただけだった。

5分ほど先が美濃戸山荘。(営業中 公衆トイレ使用可)
この先から行者小屋への南沢ルートと赤岳鉱泉への北沢ルートに分かれる。

▲美濃戸山荘前 北沢・南沢分岐
曇り空に白い稜線がちらっと覗いていた。
お天気が良ければ、南沢から行者小屋経由で赤岳鉱泉に行くことも考えたけれど、相変わらずの曇天。
行者小屋から赤岳は望めそうにもなく、ここは素直に北沢からのピストンに。
ここから先は山小屋関係者の車しか入れないので、完全に雪道だった。
所々ショートカットしながら、1時間弱で林道終点に到着。
9:40 林道終点

右の橋を渡り、ここから山道に入り1時間ほどで赤岳鉱泉だ。
山道と言っても、沢に沿って、緩やかにだらだらと登っていくだけ。
↓ こんな感じでだらだらと・・。

↓ ず~っと、こんな感じでだらだらと・・。

↓ やはり、ず~~っと、こんな感じでだらだらと・・・。
途中から大同心がちらっと姿を見せる。

フェスティバルの真っ最中なのだろうか、下山者もほとんどなし。
登っていく人も2人に出会っただけで、静かな山道だった。
ま、こんな感じなので、特筆すべきことはないのだけど、一つだけ。
向こうから若い男女の二人連れがスタスタ下山してきた。
女性、不思議な色の山服を着ているな~・・って思ったら、なんと、山服ではなくピンクのビキニ一枚だけなのでした。
しかも、ん、何というのか、いわゆる、ニューハーフ?の方?・・みたいで・・ (;´_`)
めっちゃ綺麗にお化粧して、ピンヒールでスタスタ・・(もちろん、雪の山道です・・)
男性はごく普通の登山者スタイルだった。
数年前、厳冬期の上高地でやはりブルーのビキニの方に出会い、息が止まりそうになるくらいびっくりしたことがあったけれど、今回も、やはり、目が点、になってしまった・・ (>ω<;)
こんにちは~
平静を装いながら、挨拶を交わしてすれ違ったけれど、
ここはやはり声をかけるべきでした・・ (^^ゞ
けれど、最近の山、ホントに何でもアリ・・なんですね~ ( ̄~ ̄;)
向こうからざわめきと音楽が聞こえてきたと思ったら、赤岳鉱泉前の広場に飛び出した。
目の前にブルーの氷の壁。アイスキャンデーだ。
10:55 赤岳鉱泉到着

数十人がアイスキャンデーの周りに群がり、軽快な音楽が流れまるでお祭りだ。
次から次に氷の壁に挑戦していく若者たち・・ばかりかと思ったら、なかなか。
結構年配の女性も、もちろん、おじさんも果敢に挑戦していた。


余りにも楽しそうで、ザックを背負ったまましばらくその様子を見ていたけれど、とりあえず宿泊手続きをと山小屋に。
↓ 軒先のツララ

宿泊手続き後、快適な自炊室で鍋焼きうどんの昼食。
またしてもアイスキャンデーを覗きに行ったり。
けれども、6時の夕食まで時間がありすぎるほどある。
今日の行程がちょっと短すぎたので、展望は望めそうになかったけれどトレーニングのつもりで中山展望台まで登ってみることにした。
13:20 赤岳鉱泉出発

ふかふか雪の中、赤岳や阿弥陀岳からの下山者に多数すれ違う。
稜線は意外なことにほとんど風はなかったらしい。
鉱泉から赤岳ピストンしてきたという、かなり年齢の高い?女性と言葉を交わしているとその後ろから彼女の連れと彼女たちのガイドらしき若い女性。
この人、知ってる!
思わず、胸がドキドキ・・。
先日、TVで見たばかりの八ヶ岳をメインに活躍されている女性ガイドの方だった。
そのテレビ番組以前から、その方のことは知っており、かっこいいな~・・なんて憧れていたもので
「あ、テレビ観ました!」・・なんて、思わず声をかけてしまった。
恥ずかし・・
「あ~」と小さくクールに頷かれ下って行かれた。
かっこいい!!
30分余りで中山展望台。
やはり稜線は雲に覆われいる。行者小屋がすぐ下に見下ろせた。

▲行者小屋を見下ろす テントも3,4張り
14:25 赤岳鉱泉
・・・・・・
夕食までの時間、食堂のストーブの傍でまったりと時間を過ごす。
厳冬期のこんな山の中(しかも標高2250メートル!)こんな快適な空間があることに改めて驚きだ。

▲食堂


前日は200人の宿泊客で大賑わいだったらしいけれど、今夜は20人余り。
夕食は日替わりでメニューが変わるらしい。

豚バラの味噌鍋が美味しかった!
ちなみに、前日はビーフシチューだったとか。
*赤岳鉱泉 一泊二食 9000円(大部屋)
二日目レポ→こちら
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