ルネオバの なんだかねぇ・・
山歩きの簡単レポなど・・・
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ルネも歩けばド〇ローンに・・・?
2016/07/08
Fri. 12:52
この日、数年ぶりに滝見尾根を下り、西ノ滝を下から見上げたのですが、
その後、大蛇嵓から登山者もまばらになった正木ケ嶺までぶらぶら登ってきました。
すると、向こうに3人の男性。
ややや!!・・・あれはいったい・・・
ブーーンと、蜂の羽音のような音が聞こえ上空を何やら飛んでいるのが見えました。
ドローンでした。

一人の方が素早く近づいてこられます。
上北山村の観光広報のビデオムービーの撮影でした。
「あ!あのムービーですか!?
観てます観てます!!」
実は、数か月ほど前、上北山村のビデオムービー、ひょんなことから辿り着き、
その素晴らしい映像に、いっぺんにファンになってしまい、時折覗かせてもらっているのです。
おまけに、昨年10月大蛇嵓で遭難があった日、大蛇嵓へ向かう途中後ろから捜索隊の方々が追い越して行かれ、しばし捜索の様子を見ていたのですが、その時、
「ドローンを飛ばせない」と引き返してこられたのに出遭っているのです。
その時は、撮影だとは知らなかったのですが、後日アップされたムービーを見て気が付きました。

そんなこんなで、偶然にも二度の遭遇。
もう、舞い上がってしまい、
「実は秋にも出遭っていて・・・あの遭難の時ですよね・・・」
などと、いろいろお話しさせて頂きながら、しばし撮影を見学させていただきました。
今回は春夏バージョンの撮影とか。

・・・・・
ドローンを間近で見るのは初めて。
ドローンの操縦もカメラ撮影も、手元のモニターを見ながら操作。
上空200メートルまで、距離は2キロ(だったかな?・・)ぐらいは飛ばせるとのこと。
ふわりと宙に浮くやいなや、結構なスピードで見る見る遠ざかっていきます。
そして、上空を飛び回り、時には静止。
静止したままグーーンと上昇したり下降したり・・・。
そして、近くまで戻ってきたと思うと、ゆっくり手元に舞い降りてくるのです。
まるで大型の鳥か何かのように、命を持った生き物のようにも思えました。

そのことを言うと、操縦されていた方は笑いながら
「現在の鷹匠のようなものですかね~」と。
あ、まさにそんな感じ。
飼い主の肩にそっと舞い降りるように戻ってくるのです。
そんなこんなで、上北山村 大台ケ原の観光ムービー春夏バージョン、
待ち遠しくて覗きに行く毎日は続きます(^▽^;)>゛

▲一緒に記念撮影も・・・決して、私からお願いしたのではありません…念のため (^^ゞ
・・・・
〇同日撮影 ドローン 空撮 大台ケ原 大蛇嵓(1:46)
壮大なスケール!胸のすくようなムービーです!是非ご覧ください!!
https://www.youtube.com/watch?v=TBzEzk27bN0
・・・・・・
〇同日開催の 第3回大台マラソンinかみきたムービー
ショートバージョン https://www.youtube.com/watch?v=_pRuLCyXjRU
〇東大台ケ原PRムービー
https://www.youtube.com/watch?v=ymgr6J7TrHE
〇西大台ケ原PRムービー
https://www.youtube.com/watch?v=XpLDAb_udQk
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遥かなり 富士山
2016/06/26
Sun. 12:03

▲南ア悪沢岳より夜明けの富士山 8月
「私、山歩きが趣味ですねん♪」
なんて、人に話すことなんてまずないんだけど、
ってか、趣味なのか?
って、まずそこのところから、自分の中で首をかしげたりする厄介なところがあったりして・・・
自分の中では、山を歩くことは「趣味」って言葉で表現できるようなものではない気がする。
じゃあ、「生きがい」?
いやいや、そんな大層な言葉を使うと、ますます遠ざかっていくような・・・・。
ま、とにかく、頭の中の90パーセントは常に山のことが占めている。
・・・いや、98パーセントくらいかな??('~')
で、本題。
何かのはずみで 『山を歩いている』 ことが会話の相手に知られたりする時がある。
(話の流れで時には自分から言う時もある)
相手が山と無縁だったり、山初心者だったり、富士山に登るために近郊の山でトレーニングしています!
だとか、その憧れの富士山にやっと登ってきました、なんて人もいてたりして、
そういう時、必ず言われるのが、
「富士山なんて、もう、何回も登ってはるんでしょうね~?」と言う言葉だ。
学生時代から山を歩き始めて、子育て真っ最中は年にほんの数日と言う時もあったけれど、
曲がりなりにも山を歩き続けている。
けれど、実は、富士山には登ったことはない。
「登ったことありませんねん」と答えると、たいていの場合相手は困惑した表情を浮かべる。
富士山にも登ってないなんて、きっと初心者なんやね~・・
悪いこと聞いてしもたかしらん・・・。
相手の顔に浮かぶ労りというのか同情と言うのか、時には、
「なんや、富士山にも登ってないのんか・・」という落胆?失望?だったり・・・(⌒~⌒;)
山歩きをしている人で、富士山に登ったことのない人ならば、同じような経験をしたことは二度や三度ではないだろうと思う。
富士山に登っていない理由はただ一つ、
特に登りたいと思わなかったから。
そこそこ山を歩いてる人ならば、この一言ですべてが通じる。分かり合える。
てか、山を歩いている人間は「富士山に登ったか」なんて訊かない。

▲奥秩父 甲武信ヶ岳より富士山 6月
・・・・まあ、こんなことが度々あったりして・・・というのが理由というわけではないのだけど、
この数年、一度くらい登っておいてもいいかな?と思うようになった。
あちこちの山の頂で、山頂に雪を頂くあの秀麗な三角錐が見えると、やっぱり嬉しかったりする。
でも、あの夏の喧騒の山に飛び込む勇気はない。
(あ、でも、これは「山登り」ではなくて「おまつり」だと思えばそれはそれで楽しめるかもしれないけれど・・・)
「5月の残雪の時期が狙い目」
数年前、南ア縦走の時に出遭った方からそんな話を聞き、じゃあ登るならその時期にと思ったけれど、いつの間にか忘れてしまっていた。
いや、忘れていたというわけではないけれど・・・
先週白山を歩いてきたのだけど、その時たまたま出遭い言葉を交わした方のブログを下山後見る機会があった。
生き生きした山行レポに思わず惹きこまれて、過去に遡ってついつい読んでしまった。
で、今年5月、残雪期の富士山に登っているレポ発見。
あ~忘れていた・・・残雪期の富士山・・・
今年こそ登ろうと思っていたのに・・・・(×_×;)
いや、本気で登ろうと思っていたのなら、ちゃんと情報収集もするけど、
何となく?漠然と?思っていただけなので、忘れていた・・
いや、忘れていたというわけではないけれど・・・
でもね、今でだって、たま~に遠出するのに、どれだけ苦労しているか・・・
もちろん車中泊だけど、高い高速代にガソリン代の捻出、
より何より、家を空けることでどれだけ家族に気兼ねしているか・・・(×_×;)
(気兼ねしている割には、普段シュフ業メッチャ手抜き・・いや、普段手抜きしているから、家を空ける時気兼ねする・・)
・・なんてことで、いろんなことをやりくりして、やっと出かけられる山だもの、
本当に自分が登りたい山にしたいよ。
いや、残雪期の富士山にも登ってみたい気持ちはあることはあるけど・・・
まあそんなことで、いつか、優先順位のトップに来た時、3776メートルの頂に立ち
「四方の山を見下ろして」いるかもしれません。
遥かなり富士山。

▲富士山信号機ごしに富士山(河口町より) 1月

▲河口湖畔より富士山 1月
冬富士の北斜面は、ぞくぞくするほどカッコ良かった

▲奥秩父 瑞牆山からの富士山 6月
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金剛山で、はい、ポーズ!
2016/04/07
Thu. 18:08
いつもながら、朝、起きられなかった(×_×;)
大急ぎで支度。アイゼンはもちろん、念のためピッケルも、それに林道にデポする折り畳み自転車まで積み込み飛び出したけれど、既に時刻は8時前(>_<;)
道沿いの満開の桜を横目で見ながら、遅れを取り戻すべく必死で車を走らせているうちに、
何だかアホらしくなってきた。
・・
・・
・・
ワタシはいったい何してるん・・・。
こんな麗らかな春の日に・・・せかせかと・・・。
アホちゃう・・・?
・・
春まだ浅き大峰に!
稲村に!!
・・だった頭の中が、一気にきれいさっぱり消え去る。
やめやめ!稲村なんて、止め!
もっとのんびり、春を楽しみながらゆるゆる歩こ。
・・なんてことで、Uターンして行き先変更。
花の吉野山もよかったけれど、まだ中の千本辺りから上は少し早そうだったので、この2月に登山カードを作ったきりだった金剛山へ。
二つ目のスタンプを貰いに行ってきたのでした。

郵便道からそれ、いつものコース。
新しくこんなテープが。
1時間半程の登りでダイトレに出る。ぶらぶらと展望台へ。

展望台から大峰。
すっきりクリアとまではいかなかったけれど、西側は紀伊水道の向こうに淡路島も霞んで見えた。
久し振りにちはやミュージアム館内も覗いてみる。
ミュージアムの真正面に大峰が見えることに少しばかり感動してしまった。
(そう言えば初めてここから大峰を望んだ時も嬉しくてシャッターを切りまくったような?
どんどん物忘れがひどくなっていく・・)
隣の休憩所もチラッと覗いてみたり、香楠荘に初めて足を踏み入れ食堂のメニューをチェックしたり
ミュージアムで花の情報を収集。


香楠荘下(シャクナゲの道?)のカタクリ。
丁度見頃だった。

太陽の光を受け、ピンと反り返っている。


キクザキイチゲ。
歩道近くに咲いているのはこの一輪だけだった。
斜面を見上げると、ぽつんぽつんと白花もあったけれど、遠過ぎて撮れない・・(>Д<)

カタクリの花の中に、も一つ花。
四季の谷の方にも咲いていると聞き、ぶらぶらと展望台に向けて登り返す。
展望台の下の木製のデッキの辺り、たくさんのカタクリが咲いていた。


お腹も空いてきたので、ダイトレをせこせこ歩き一の鳥居から国見城址へ。

気温は13度。(でも下山する頃には14度くらい?)
・・・
捺印所の前で、どこかでお会いしたようなお顔を発見!
あの人は?もしや?みーさんでは?
軽く頭を下げると、会釈を返してくれたので思い切って声をかけてみた。
5,6年も前、早朝の葛城山で一度お目にかかったことがあるだけだったけれど、
不思議とその印象が強くて、よく覚えていた。
少しお話しさせていただいた後、国見城址に着いたのが1時過ぎだった。

最近またしてもマイブームの得正のカレーうどん。
刻み葱なしでは、ビジュアル的にイマイチ ( ̄~ ̄;)
・・・・
14時の時計台前での定時撮影まで前をウロウロ。

え~と、スマホでチェック・・と。

ほらね、リアルタイムのんがこれъ(^ー^)・・・とお隣の方に説明しています。
「あら~、私毎日登ってるから、別に映らんかってもええねんけど・・」
とおっしゃる女性の方も、一緒に並ぶ(^з^)~♪
せっかくだから、今日こそは例のポーズで。
隣のオニイサンにポーズの取り方を聞く。
オニイサン「足をクロスさせるんです。で、右手をこう」
あ、なるほど、こうね!
・・・・。
あの・・・このままの姿勢ってキツイんですけど・・・
オニイサン「後1分です」
え、1分!?まるで筋トレみたいなんですけど・・・
オニ「後40秒です」
え・・・・。
オニ「後10秒です」
・・・・。
オニ「はい、終わりました!」
さ~っと、皆さん解散(⌒~⌒;)
定時撮影までのほんの2,3分間、カメラの前に並んだ人たちのココロが一つになる!
不思議やね・・・見ず知らずの人たちと共有する束の間の一体感・・って・・

・・・・
夜、ライブカメラで定時撮影の画像をチェック。
あら!14時のチーム、なかなか皆さん揃っているじゃあありませんかヽ(^Д^*)/
・・・っていつからチーム!?

この数年、午後からせかせかとしか歩かなかった金剛山。
なかなか楽しい一日だった。
・・・・・
■山行日■ 2016年4月6日(水) 晴れ
■コース■ 高天彦神社10:00―(マツバカケ尾ルート)―展望台―ミュージアム―国見城址―(マツバカケ尾ルート)―高天彦神社15:30
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スノーシュー崩壊 (>Д<)
2016/03/28
Mon. 15:42

スノーシューが壊れてしまいました。
ブーツを固定するゴムのビンディング部分がボロボロにちぎれてしまいました (>_<;)
経年劣化というのでしょうか、数年前からゴム部分に小さなヒビが入りかけていたのですが、
遂に、とうとう、先日の山でバラバラに崩壊(!)してしまいました。
このスノーシュー、2006年の冬に購入してから、既に11シーズンお世話になったことになります。
当時は今ほどスノーシューは普及しておらず、どちらかというと登山にはワカンの方が主流だったと思います。
それなりに値の張る代物。
相方と二人分ですから、お値段も二倍二倍!(ふっる~(^^ゞ・・)
でも、どうせ買うなら、
雪原をぶらぶら・・・のウォーキングモデルではなく(^▽^;)>゛、
〇ちゃんと山登りにも使えるトレッキングモデルを。
〇ヒールリフターは必須(だって、体力無いですから・・涙)。
〇クランボンはしっかりしたものを。
なんて、いろいろ検討した結果、MSRのデナリEVOアッセントに。
(それより上位モデルにライトニングアッセントがあり、その方が軽かったのですが、当時はビンディングが二箇所しかなく、安定性に欠けるようだった)
・・・・・
この10年余り、ほんとによく遊ばせてもらいました。
それなりにお高い代物でしたが、もう十分過ぎるくらいモトはとらせてもらったと思います。
いや、スノーシューがあるせいで余計あちこち出掛け、
山費用がますます嵩んだ・・とも言えるのですが・・ (⌒ロ⌒;)
さて、今年の残雪期はスノーシュー無しで何とか乗り切るとして・・・
来シーズン、どうしましょ・・?
修理に出しても驚くほどお金がかかると聞くし・・
何とか100均のグッズを工夫して騙し騙し使えないかしらん・・
思い切って買い換える?
いやいや、これから先、何年山を歩けるか?
ブーツもパンツも手袋も買い換えないとあかんのがいっぱいあるし・・
これ以上山につぎ込むお金があるのか?
・・なあんて考え出すと夜も眠れず、悶々とする日々は続くのです

歩き始めて5分
あ~あ・・・切れてしもた

ついで反対側もプツン
真ん中もプツン

ほんまや、槍も穂高も、後立山も、空に浮いてるよーー!
大展望の一人っきりの山頂にて、
スノーシュー外すのが面倒で、
履いたまま歩き回る
・・なあんてことで、下山時にはほぼ全崩壊してしまったのでした (ToT)/~

前も後も全崩壊(○_○;)
これじゃあ100均のグッズじゃ手当の仕様がないよね・・・
[edit]
今更ですが・・・金剛山登山カード
2016/02/24
Wed. 11:47
なので・・っでわけでもないのですが (^^ゞ
じゃーーん!!
↓これです\(⌒O⌒)/

知る人ぞ知る 金剛山登山バッチ です。
遂に手に入れました!\(⌒O⌒)/
え?
ルネさん、何言うてんの?・・・って?
金剛山のバッチのことなんて、誰でも知ってる・・って?
おまけに、その青色なんて、登山回数のカードを作りさえしたら、その場で貰えるやん・・・・て?
・・そうなんですよね~・・
この青色、500円出してスタンプカードさえ作れば、すぐにその場で手に入るんですよね~
知らんかったわ~(* ̄∀ ̄)ノ"

おまけに!
何と!!
5回目には赤バッチ、
10回目には銀バッチが オマケに付いてくる!!!
お得感全開!!ですやん!!
知らんかったわ~・・(* ̄∀ ̄)ノ"
いえ、ほんのちっこ~い、バッチなんですけどね、
おまけに、そんなバッチ貰て何に使うん?
と訊かれれば、返答に困りますねんけど・・・
何か、可愛い・・(^O^)v

この金剛山、今まで幾度となく登ってますねんけど、ね。
・・っちゅうても、数百回とか何千回とか、そんなレベルとはぜ~んぜん違いますし、
年に数回程度のもんですけど、それも、ほとんど午後からちょこちょこっと・・ (^^ゞ
スタンプカードのことは知ってましたけど、全く関心は無かったんですけど・・
けど、遂に、遂に、作りました!!(っちゅう大袈裟なもんではない・・・)
おまけに、500円ぽっきりで、バッチが3つ!!!
これはもう、作るしかないでしょ、奥さん!!(何のこっちゃ・・)
・・・・・
この日、ホントは大峰を歩くべく目覚ましをセット。
アラームに叩き起こされ、意識朦朧としながらも山服に着替えたんですけど・・・
昨夜ちらっと出ていたはずの晴れマークがいつの間にか消え、終日曇りの予報に一気にモチベーションダウン。
そのまま座布団の上で二度寝してしまいました。
・・なんてことで、昼過ぎまで
これではいかん!!
と家を飛び出しました。
今年は雪が少ないとは言うものの、金剛・葛城の山麓線からは、曇り空の下、それでもやっぱり白く気高く凛と大峰が連なり・・・
山頂展望台からの大峰をめざし、いつもの道を駆け上がりました。
(あくまでも気持ちだけ・・ぜーぜー)
お~稲村が~ 八経が~・・・

▲左:山上ヶ岳・大普賢・稲村方面 右:弥山・八経~釈迦方面
けどね~・・
やっぱりいつも思うんですが、
この展望台より、山麓線からの大峰の方が、迫力あるのよね・・


▲山上ヶ岳~稲村
あ、もちろん、高見山から薊岳あたり、台高山系も綺麗に見えていました。
・・・・・
捺印所の方にいろいろお話を伺い、

国見城跡でのんびりおうどんを食べ・・

居合わせたお兄さんと定時のライブカメラに収まり、
のろのろ下山しました。
・・・・さて、次の赤バッチはいつ手に入れることができるんでしょね・・?
捺印所は朝6時から午後7時まで開いてるらしいですから、
朝ご飯前に一登り?
どこかの山の帰りに一登り?
あっという間にゲットできるかと・・・ヽ(^Д^*)/
無理!
しかし、なんですね~
一万回登山とかって・・ほんとに凄い・・・というより、もう、神の域?って感じですよね・・
え~・・っと、1年に無理無理10回登ったとしたら・・・
10年で100回?
100年で1000回?
一万回・・て・・・・1000年かかるってことに・・・・・・(; ̄_ ̄)=3
・・・・
↓ 追加編集しましたъ(^ー^)
「ザ 金剛登山」 キバラーさんの記事
金剛山登山回数一万数千回以上の「平野次男」さん(2008年10月2日)
この方、今もお元気で記録更新を続けていらっしゃるのだろうか?
次回、捺印所の方にお訊きしてみようっと。
金剛山 特製バッチ(2015年12月25日)
[edit]
今更ですが・・・元気です(^▽^;)>゛
2016/01/21
Thu. 12:03
・
初登りは三連休一日目の1月9日、霧氷祭り初日の三峰山へ。
下から見上げる稜線は霧氷のカケラも見えなかったのですが、
山頂手前から控えめだけど、美しい霧氷が迎えてくれました。
友人たちと8人、ワイワイ賑やかな一日でした。
(ツッチョさん・ハナちゃん・Oちゃん・萩岡さん・oyajiさん・コトコトご夫妻と)
・・・・・・
翌10日は独り、観音峰へ。
熊渡から天女の舞辺りに行ってみようかと思っていたのですが起きられず。
このまま家でごろごろもありかも?と迷いつつ、一念発起!(・・ちゅう大層なモンでもないんですけど・・・汗)
▲観音峰展望台より稲村ヶ岳
登山口お昼前出発で、のんびり山頂までピストンしてきました。
以前なら、三ツ塚辺りまでは足を延ばしたのですが、
なんだかね~・・・体力も、モチベも、だだ下がりで・・・・・・・・ (;´_`)
・・ていうか、何より何より、
この日、思いがけない嬉しい出会いがあったのです!!
何年も前からブログでお付き合いさせていただいている
「たかっさんの山歩記と山野草」の たかっさんとカアチャン!!
上からスタスタと下りてくるお姿がチラリと目に飛び込んできた途端、
あーーーー!!
大声を出していました。
お目にかかるのは初めてだったのですが、
こ~んなに分かりやすいとは、いやいや、想定以上・・・(´ー`*) フッ
ひとしきり・・っていうか、かなり長時間?何やらかやらお喋り。
これから下山後、美味しいモンを食べに行くというお二人に、
思わず私もUターンして付いて行こうかとも思ったのですが、それも厚かましいかと涙をのんでお別れしました。
・・・・・
で、たかっさんのウエストポーチから出てきたのが
「いつか山でバッタリした時に渡そうと思て・・・」
って、いつもポーチに忍ばせていて下さったとか・・。
もう、思わず、胸キュンです《;~Д~》
ありがとう。
大切に使わせていただきますね。
・・・・・・
連休最終日は明神平から桧塚奥峰へ。
二日連続の歩きで疲れも溜まり、明日こそごろ寝?
いやいや、そんな体たらくでどうする!!
登山口までの凍結の心配のない今こそ、大峰を歩けるチャンス!
・・いや、やっぱり無理・・しんどいし・・・ (×_×;)
三日連チャンで三峰山を歩くという三峰山マイスター コトコトご夫妻を襲撃って手もありかも?
・・いや、やっぱりゴロゴロ?
なんて悶々としていた前夜、スロトレさんから突然のお誘い。
暫し迷ったものの、なかなか会えない友人との山行。
疲れた体にムチ打って行ってきましたヽ(^Д^*)/
▲雪の無い明神平 でも、美しい霧氷が・・
明神平に登りついた時点では雲が垂れ込め、碧空は期待できそうになかったのですが・・
久し振りに薊岳へもいいかも・・・と、とりあえず前山へ。
薊岳?
いや、奥峰の方が白いんちがう?
けど、薊岳、何年も行ってないし・・・
迷いに迷い、ストックを立てて倒れた方へ(これ、ホント)
▲三ツ塚付近
▲降り積もった霧氷(明神岳北斜面)
奥峰が近づくにつれ、どんどん青空が広がりました。
▲桧塚奥峰手前
▲桧塚奥峰から桧塚
この日は三連休のうちでは一番晴れが期待できなかったのですが、思いがけず広がった青空。
その青空に霧氷が煌めき、美しい一日。
日頃から晴れ運の強い人だとは思っていましたが、さすが~(* ̄∀ ̄)ノ"
・・・・・
このまま雪の無いまま春になってしまうんやろか・・
なんて、心配したのが嘘のよう。
先日来の寒波で一気に積もったようですね。
山友情報によると、今日の明神平は一面の雪景色。
洞川ゴロゴロ水のライブカメラを見ると、何と積雪50センチでした。
あ~・・
これでいつものように、登山口まで辿り着くのも難しくなってしまいました・・・とほほ・・ (ノ_<。)ビェェン。。
[edit]
水曜会登り納め 鎌ケ岳・雲母峰周回
2015/12/18
Fri. 12:34
下山口の雲母峰中腹の雲母橋に車をデポ。
宮妻峡キャンプ場終点からカズラ谷ルートで鎌ケ岳、雲母峰へと周回するコースです。

天候の回復が (なぜか) 遅く、カッパを着ての登山開始となりました。

おかしいな~・・・
晴れ予報だったのにな~・・・
皆さん、心の中で首をかしげていらっしゃったようですが、
そんなこと口に出すお方は一人もいらっしゃいませんでした。
ま、ね、今日の参加者の中には、行く先々、常にご自分の頭の上だけ暗雲が垂れ込める・・・
なんて伝説をお持ちの方もいらっしゃったのですが・・・

▲ガスに包まれ真~っ白の鎌ケ岳で黄昏る
ところが、何ということ!
西から吹き付ける強い風にガスが吹き飛ばされ、黒々としたギザギザの稜線がチラリ!
わーー!!
鎌尾根です。

真っ晴れの山では 決して、決して味わえない、ダイナミックな一瞬 です。
そして、みるみる青空が広がり・・・・
・・なんて、そんな上手くいくはずはなく、すぐにまたガスの中。
おかしいな~・・・
もう、青空が覗いてもいいはずなんだけどな~・・・
でも、そんなこと、口に出すお方は一人もいらっしゃいませんでした。
でも、雲母峰へ向かう途中からは、もうカッパを脱いでもいいくらい。

▲馬の背尾根 白ハゲ
途中、いつもながら超豪華なお昼ご飯を頂き、

雲母峰のパラグライダー発着場からは、ぼんやりながら下界も望め、
振り返ると、鎌ケ岳のピークも。

「いやいや、私にしては上出来の天気・・」
とおっしゃる方に、皆さん何も言わなくとも心が通じる一瞬でした。
・・・・・
愉快な仲間と一緒ならば、どんなお天気でも山は楽しい!
また来年もよろしくね!
■山行日■ 2015年12月16日(水) 雨のち曇りの上天気
■行き先■ (鈴鹿山系)鎌ケ岳1161・雲母峰888,1
宮妻峡林道終点8:10――9:55雲母峰分岐――10:35鎌ケ岳11:00――(途中昼食)――雲母峰14:05――雲母橋15:30
■メンバー■ 10名(乱丸・のこ・あさひ・SIVA・みれ・山たまご・ボトル・ドルフィー・福ちゃん・ルネ)敬称略
[edit]
その2
2015/12/13
Sun. 15:01
またうとうとまどろみ、トンネルからの車の音に飛び起きたのが深夜1時。
そのエンジン音と駐車場に入ってきた車のヘッドライトが何と頼もしく思えたことか。
やって来たのは若い男女のペア。
こんな深夜に?こんな所で?暗闇からいきなりオバチャンが・・なんて・・驚かれるやろな・・とは思ったけれど勇気を振り絞り車から出る。
訊くと彼らも山頂でのご来光が目当て。未明3時に出発するという。
厚かましいとは思ったけれど、同行させていただくことをお願いした。
あぁ・・・これで・・もしかしたら・・・ピンクの八経が観られるかもしれない・・・
・・・・・・
そんなわけで、結局3時半、真っ暗闇の中ヘッ電で出発。
いつの間にか空は雲に覆われ、夜あんなに瞬いていた星は消えていた。
けれど・・・は・・・速い・・・・。
若い二人の足の軽やかなこと・・。
ゼーゼー息を切らしながら必死で付いていく。
暗闇の中にひょいと道標が浮かび上がったと思うと、奥駈出合だった。

けれど・・このままでは置いていかれる・・・。
「私のことは気にしないでください。
勝手について行きますので・・」
前もってそう言っていたものの、置いていかれるわけにはいかない。
出合で衣類調整のために立ち止った二人に
「先に歩いて貯金します」と先行させてもらった。
・・・・・
ここから独りの世界になった。
周囲を取り巻くのは闇だけ。
ヘッドランプに照らされたそこだけが白く浮かび上がる。
山ラジオも取り出し、ボリュームを上げる。

幾度となく歩いたルート。
雪は先週よりかなり少ないけれど、所々吹き溜まり以外、トレースははっきり。
それに、一週間前はノー・トレースの新雪にいつになく慎重にルートを見極めながら歩いた。迷いはなかった。
闇に浮かび上がる小さなコブも、木々の佇まいも見覚えがあった。愛着さえ感じた。
時々振り返り、闇の中に目を凝らしてみるけれど、二人のヘッドランプは見えない。
あ、見えた・・と思ったのは、霧氷に反射した自分のヘッ電の灯りだった。
でも、きっと二人は付いてきているはず。
それに、弥山小屋には誰かがいてる。
北から吹きつける風が梢を揺らす音。
その梢からサラサラと雪が舞い散る音。
「・・〇〇県の〇〇さんからのお便りです・・」
ラジオの声に耳を傾ける。
流れる音楽に、耳を澄ませてみる。
一歩ずつ、一歩ずつ・・。

聖宝八丁の登りの途中から、暗い空にぼんやり下弦の三日月が浮かび上がる。
その空に浮かぶ小さな月が見守ってくれている気がした。
弥山小屋が近くなった辺り、振り返ると、東の山際がほんの少し赤みを帯び初めていた。
6:10~7:40 弥山小屋
そんなわけで、結局独りのまま、まだ夜の明けやらぬ6時過ぎ弥山冬季小屋に到着したのです。
小屋には別ルートでも入山されたのか、宿泊の方が何人か。既に起きて身支度の方も。
6時50分の日の出まで暫し休憩。
昼間でも真っ暗で陰気な冬季小屋ですが、
この小屋がこれほど有り難いと思ったことはありませんでした。

▲国見八方覗(テント場)
後から到着したお二人と、小屋泊まりの方と一緒に国見八方覗でご来光。
けれど、日の出の時間をとっくに過ぎても、
雲間から太陽が姿を見せることはありませんでした。

▲国見八方覗から東を見下ろす
でも・・でも・・・
この季節・・この時間・・ここでいられることだけで、もう十分でした。

八経も残念ながら、どよよ~~ん・・・

朝日にピンクに染まることもなく、結局この日一日、高い雲が空を覆っていたのでした。

弥山小屋に到着してから、結局1時間半もウロウロ。
空を覆う厚い雲はそう簡単には晴れそうになかったのですが、八経ケ岳へ。
・・・・・・・

▲弥山神社裏から・・大普賢の雲が上がっていく

▲弥山から八経へ
8:05 八経ケ岳

▲八経ケ岳山頂

▲八経ケ岳から南に連なる大峰主稜線
霧氷に覆われた釈迦ケ岳が、驚くほど近くに見えました。

▲すぐ側に明星ヶ岳
先週行けなかった明星ヶ岳へ足を延ばしてみることに。

20分ほどで明星ヶ岳。
4年ぶりの山頂です。
8:25 明星ヶ岳

新しい山名板。
その足元のお地蔵さまも以前はありませんでした。

釈迦が一層近く見えます。
そして・・・斜面を少し下りて覗き込んでみると・・
やっぱり、思った通り・・・見えました。
枯草の斜面に薄っすら雪が積もっています。
神仙平・・。
神仙平の上の方がチラッと見えているのです。
ほんの一月ちょっと前の秋の終わり、
明るい枯草の斜面で風に吹かれていたというのに・・。
でも、もう遠い昔のことのような気がします。

もう冬。
これから始まる季節、ここから連なる奥駈稜線も、
そしてそれに抱かれたあの神仙平も、深い雪に閉ざされるのでしょう。
もう私など立ち入ることもできない世界。
その季節の入り口に立ち、こうして懐かしい斜面を見下ろしていられることが感慨深かった・・。

▲霧氷の向こうに大台ケ原

▲遠く熊野灘
・・・・・・・

▲八経に戻る途中で、青空が覗く

9:00~9:20 八経ケ岳

▲八経ケ岳から弥山、向こうに大普賢岳
八経に戻って暫くすると、一人二人と登山者がやってきました。
弥山小屋へも次々にすれ違います。
9:50~10:35 弥山小屋

小屋で食事の間にも、そして下山途中にも次から次へとやってくる人たち。
山はいつもの賑わいを取り戻していました。


12:25 行者還トンネル西口
・・・・・・
今回、突き動かされるようにして独りナイトハイクなどしてしまいましたが、
これからもう、こんなことは しません。
■山行日■ 2015年12月6日(日) 高曇り
■行き先■ (大峰山系)弥山・八経ケ岳・明星ヶ岳
■コース■ 行者還トンネル西口よりピストン
西口P3:30――4:15奥駈出合――6:10弥山小屋7:40――8:05八経ケ岳――8:25明星ヶ岳――9:00八経ケ岳9:20――9:50弥山小屋10:35――12:25西口P
〇R309冬季閉鎖
H27年12月14日(月)15:00~H28年4月18日(月)15:00
〇奈良県道路管理課 『冬季通行止めの実施について』
[edit]
再び。 弥山・八経・明星ヶ岳 2015年12月6日 その1
2015/12/10
Thu. 12:02

12月6日、再び行ってきました、弥山、八経。
二週連続です。
前記事に国見八方覗からの どよよ~~んの 夜明けの画像をアップしたのですが、
「ルネさん?テントで?
それとも、冬季小屋泊りで行かはったん?」
なんて、疑問に思われた方もいらっしゃるかと・・。
レポはやめとこう・・・と思ったのですが、少しだけ。
トップ画像はR309からの弥山方面。土曜の午後です。
この時間、この界隈を車で上ったり下ったり、ウロウロしていました (^▽^;)>゛
なぜこんな時間にこんな所をウロウロ?
実はこの日、弥山冬季小屋泊りで夕陽、ご来光を・・・とトンネル西口に着いたのが昼の12時前。
迷いに迷った上での出発でした。

▲2年前の夜明けの弥山 (2013年11月23日 弥山展望地)
突然やって来た雪の便りに、2年前のようなピンクに染まる弥山を・・ と、
未明ラッセルで登ったのが一週間前。
山頂はガスに包まれ展望はまったく無し。
凍てついた霧氷、モンスターになりかけのトウヒに冬の大峰の始まりを感じ、それはそれで感動的だったのですが、やはり、ピンクの弥山がみたい・・・
いやいや、できれば?
弥山から ピンクに染まる八経 が観たい・・・。
そんな想いが日に日に募っていったのでした。
ネックになるのは同宿の方がいるかどうか、それだけ。
結構独りでウロウロしてるので意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私、かなりのビビりです・・(×_×;)
林道閉鎖まで後一週間。
この週末はまずまずのお天気。
きっと誰か上で泊まられる人もいてるはず。
もし、もし、もし、同宿の方がいない時のために、山ラジオもザックに入れて・・。

などと準備したのですが・・・・
やはり、前夜になって止めることにしました。
無理はやめよう。
またいつかその機会がくるまで・・。
・・・・・
ところが土曜朝、窓から射しこむ眩い日差しに、
こんな時に行かなくてどうするん!
この機会逃したら、いつ行けるか・・。
明日のことなんて、分からへんやん!!
なんて、慌てて飛び出してきたのです。。。。が。。。
駐車場の方によると、「今日は(ここから)上で泊まりはいない」と・・。
予想は見事に外れてしまいました。
でも?もしかしたら他のルートで・・。
川合からとか?先週も鉄山から登った人だっていてるみたいだし?
でも・・でも・・・。
やっぱり・・・止めとこ・・・。
パンパンに膨らんだ風船が急速にしぼむみたいに、気持ちが萎えてしまいました。
「私もその方が安心ですわ・・」と駐車場の方。
もし、未明に登る人がいたらご一緒させてもらおう。
いなければ明るくなってから。
・・・・

稲村やバリゴヤの頭に時折陽が射しはじめ、青空が垣間見えるようになりました。
弥山方面も上空、時折青空が覗き始めるのですが、山頂はどうなんやろ・・?
聖宝八丁の辺り、陽が射すと眩く輝く稜線。
ココロは既に山の上ですσ(^◇^;)

夕方下山された方に訊くと、
「途中で出会いましたよ、小屋の中にテントを張るって、二人」
あぁ・・・逃した・・・。

息切れしてきましたので、続きはまた(^▽^;)>
その2⇒こちら
・・・・・・・・
2年前のレポ
〇 『霧氷に彩られて・・弥山・八経ケ岳』 2013年11月23日
[edit]
今朝の弥山
2015/12/06
Sun. 23:46

今朝の弥山 国見八方覗からの夜明け。
高曇り。
東の雲がほんのり茜色に染まっただけ。太陽は姿を見せてはくれなかった。
でも、
この季節、この時間、ここにこうしていられることだけで十分だった。

2015年12月6日撮影
[edit]
冬が始まる日 弥山・八経ケ岳 2015年11月28日
2015/12/02
Wed. 18:33
予報では晴れ!だったのに・・・。
少なくとも、昼ぐらいからは見る見るうちに青空が広がるはず、だったのに・・・。
ちょこっとだけレポを( ̄~ ̄;)
・・・・・
いきなりの冬の到来。
標高の高い弥山や八経辺りでは霧氷が期待できるに違いない!
木曜から金曜にかけての雨はもしかしたら山頂付近では雪?
前日の山友からの情報によると、大台の駐車場は薄っすら雪。
ノーマルタイヤでは辿り着くことは難しそうな様子だった。
トンネル西口の標高はそれより低いものの、和佐又でもノーマルでは上がれなかったと聞き、慌ててタイヤ交換に駆けずり回る。
よし!これで何とかOK!ъ(^ー^)
けど?・・・雪がそこそこ積もっているんやったら、もしかしたら?二年前のような朝焼けにピンクに染まる弥山が観られるかもしれへん・・。
「ヘッ電で登らへん?
奥駈で朝日とか?」
おずおず相方に持ちかけると、あっさりと「ええで」。
よっしゃ!やったーー!!
ピンクの弥山やーーー!!\(⌒O⌒)/
・・・・・・・
前夜11時自宅出発。
上北山側からR309へ。途中から橋の上など凍結路面が現れる。
90番ポスト辺りからは全面薄っすら凍結。
十六夜の月で昼間のように明るい行者還トンネル西口に着いたのが午前1時だった。
他に駐車車両無し。
3時に目覚ましをセットしたけれど、二時間弱の仮眠なんてやっぱり
いったん目を覚ましたものの・・・起きられない・・。
相方も起きる気配はまったく無し。
もう止め止め!!
ピンクの弥山なんて、もうええやん・・明るくなってからで・・・ZZZZzzz・・と寝なおしたけれど・・・・・・。
・・・うつらうつらしながら、
朝陽に眩いピンクの弥山?
こんなチャンスはもうないかも・・・今日は快晴・・やし・・
もうじき林道閉鎖やし・・・・
なんてことで、のろのろ起き相方を起こしぐずぐず支度。
夜半の月はいつの間にか雲に隠れ、暗闇の中ヘッドランプで出発したのが5時過ぎだった。
前置き長過ぎ・・・ (^▽^;)>゛
・・・・
■山行日■ (大峰)弥山・八経ケ岳
■山行日■ 2015年11月28日(土) 曇 途中から単独
■コース■ 行者還トンネル西口よりピストン
西口5:10――6:35奥駈出合6:55――8:00聖宝ノ宿――9:15弥山小屋9:40――10:15八経ケ岳10:35――11:05弥山小屋11:35――ト13:30ンネル西口
・・・・
と言うわけでヘッドランプで西口を出発したのですが、何ということ、相方が絶不調!!
ま、睡眠不足の上、二ヶ月以上も山から遠ざかっているので無理もないことなのですが・・。
やっとのことで奥駈出合に着いた時には、東の空が赤く染まり始めていました。
6:35~6:55 奥駈出合

程なく陽が昇る。

雪がピンクに染まります。

向こうに見えているのは、どうやら竜口尾根辺り。

弁天の森が近づくにつれて、霧氷は少しずつ育っていきます。
弥山はどうやらまだ雲に覆われているようですが、それもきっと晴れるはず。
ピンクの弥山には間に合わなかったけれど、
碧空に眩い霧氷は間違いなし!

「やっぱり今日は止めとく」弁天の森手前で相方。
「車で寝とくわ」と。
一緒に引き返そうかとも思ったのですが、枝先の美しい霧氷にもう戻るなんてことはできませんでした。
それに、もうすぐ青空が広がり眩い霧氷が・・・。
お父ちゃん、ゴメンナサイ。行かせてもらいます。
と、そこへ、後ろから単独男性。
静岡から初めて弥山に来られたとか。
「思いがけない雪で、トレースが無ければ引き返すところでした」と。
・・・・
さあ、それから男性に先行して弥山へと向かったのですが、そのラッセルのキツかったこと。
登山道は吹き溜まりになっていて膝くらいまで。
雪の少ないところや道を外し笹の中をよって歩くのですが、時々ズボッと沈み込む。
「ササッと登って下りてくるわ」なんて相方に言ったものの、とてもサッと行って帰って来れる状況ではありませんでした。
おまけに、弥山を覆う雲は一向に晴れる様子もなく、聖宝ノ宿から登るにつれてガスも濃くなり・・って、雲の中に入っていくのですから当たり前。
雪の冠と衣をまとった理源太子様。

目の前にあるのは色彩の無い世界。
白と灰色に沈んだ世界。

大台の展望地で(もちろん、何にも見えませんが)、男性に道を譲りました。
ここからはもうルートははっきりしていますから。

初めて色の無い世界に先行男性の背中。
すぐに単独青年が、次いで若者二人が次々に追い越していきました。
「トレース助かりましたーー!」と。

9:15~9:40 弥山小屋

それほどではないものの小屋前は冷たい風が吹いていました。
先着の静岡の方と弥山神社へ。
そして、神社の裏へ。

「晴れていればここから八経が綺麗ですねんけど・・」
「晴れていればここから大普賢とか稲村ヶ岳が見えますねんけど・・」
「晴れていれば・・・・」もうよろし・・ (×_×;)

冬季避難小屋で風を避けて休憩後八経ケ岳へ。
一向に青空は姿を見せず。
でも、そのうち?一瞬ガスが切れて?青空が覗く・・・で、みるみる青空が・・・。
だって、今日は晴れるはず!!なんですから・・・。


10:15~10:35 八経ケ岳

結局山頂でもそして弥山小屋に引き返してからもチラリとも青空が覗くことはありませんでした。
ま、こんなこともあるさ・・。
・・・・・
けれど嬉しい出会いが二つも!
弥山小屋手前で上から単独男性が。
山の大先輩で憧れのDOPPOさんでした。
ひとしきり何やかやお話しさせていただき、感動も冷めやらぬまま弥山小屋へ。
すると向こうから何やら見覚えのあるお顔が・・。
紀州のカモシカさんご夫妻でした。
何年も前からレポを読ませていただき、初めてお目にかかったような気がしなくて、小屋の陰でお握りを食べながらついつい長話。

・・・・・・
奥駈出合近くまで戻って来た時です。
一瞬雪面が眩しく輝きました。
顔を上げると、青空が!

雲が凄い勢いで流れていきます。
純白の氷の華が眩いばかりに輝きます。
ああ、何て美しいんでしょ・・。
大峰の冬が始まった日、その一日の最後に一瞬だけ神様が下さったプレゼントでした。


13:30 西口駐車場
・・・・・・
*R309冬季閉鎖 H27年12月14日(月)15:00~H28年4月18日(月)15:00 (11月27日現在)
*弥山小屋・トイレは閉まっています
奈良県道路管理課 『冬季通行止めの実施について』
[edit]
秋 行く 神仙平から七面山 2日目
2015/11/25
Wed. 15:05
・・・・・
■山行日■ 2015年10月24日(土)・25日(日) 両日とも晴れ
■行き先■ 神仙平・七面山
■コース■
24日 8:55林道途中駐車地――11:05七面山登山口――13:00林道終点13:20――14:00神仙平14:30――15:30奥駈道15:40――15:50舟のタワ――16:30楊子ケ宿小屋
25日 小屋8:00――8:30楊子ノ森8:45――9:50七面山東峰――10:00西峰――10:25あけぼの平(槍の尾の頭ピストン)11:40――12:00東峰――13:15七面山登山口――14:40駐車地
・・・・・
小屋の中はそれほど冷え込んでいたわけではないのに、一歩外に出ると体が揺さぶられそうな風。
たちまち体が冷えていく。
東の大台方面はすっきり晴れ上がっていた。

凄い勢いで雲が流れる。
その雲を茜色に染めて陽が昇る。
弥山、八経あたりはまだ雲の中だったけれど、その雲も朱く燃えていた。
大普賢の雲が上がっていく。

荘厳という言葉がふさわしい眺めだった。
神様の宿る山、大峰・・。
そんな言葉が頭の中でぐるぐる回っていた。

「ルネさん、まるで南極観測隊(員)みたいですよ~」
もこもこ着込みフード被って震えている姿をスロトレさんが笑う。
けど、スロトレさん?あなたもしっかり南極観測隊ですけど?

昨年は、ここで夕陽に赤く染まる楊子ノ森を見つめていた。
あの時は結局七面山にも行きつくことはできなかったけれど、今年、神仙平を越えてここにいる。
1年なんて、ほんとにあっという間・・。
来年の今頃また、ここに立つことが出来るだろうか。
凍えそうな冷たい風に身をさらしながら、刻々と色を変える大峰に魅入っていた。
・・・・・・・
小屋出発8時。すっきり晴れ上がった空。
朝吹いていた冷たい風は治まることなく梢を揺らし続け、結局この日一日吹き荒れていた。
帰宅後、木枯らし一号だったことを知る。
ゆるゆると30分ほどで登りついた楊子ノ森1693mのピーク、素晴らしい眺めだった。

8:30~8:45 楊子ノ森(P1693)
振り返れば逆光の中にピラミダルな釈迦ケ岳。
北には、弥山、八経、そして更に大普賢へと奥駈稜線が澄み切った空の下、凛と連なっていた。

左から明星ヶ岳、八経ケ岳、弥山。大普賢岳。間から山上ヶ岳。
・・・・・
楊子ノ森から七面山東峰との鞍部へは、鬱蒼と広がるトウヒの森だった。
少し下ると倒木地帯。

踏み入る人もまばらなトレイルは、横たわる倒木で消えかけてはまた現れる。

夜露でしっとり濡れた地面。
大地に倒れ横たわる倒木には瑞々しい苔。
木の間から射しこむ朝の光。

9:20 鞍部

▲鞍部から釈迦ケ岳
鞍部からは一転、尾根は両側から急に狭まり、10分余り笹に覆われた急斜面の登りだった。
左側は大きくキレ落ちた際を、上に向かって伸びるトレイル。
ここをこなせば今日の登りはほぼ終了・・とは思うものの、ゼーゼー息を切らせながら這い上がる。

▲左はものすごい角度で落ち込んだ斜面
・・・・・
休み休みやっとのことで東峰への分岐。

▲分岐から望む 左:槍の尾の頭、あけぼの平、西峰
分岐にザックをデポ、東峰ピークへ。
9:50 七面山東峰

七面山東峰。
展望なし。
南側を覗きこんだけれど、木が生い茂り絶壁を見ることはできなかった。
再び分岐から西峰へ。
距離は200メートルほどと短いものの、ここも両側が切れ落ちた痩せ尾根。
10:00 西峰(登山口への分岐)

・・・・・・
頭の中では、あけぼの平は西峰のすぐ先・・・なんてイメージをもっていたのだけれど、思ったより先だった。
10:25 あけぼの平

北側から吹き上げる風に波打つ笹原。
南には、深い宇無ノ川を隔てて釈迦ケ岳。
目を凝らせば、山頂のお釈迦様のシルエット。

釈迦の山頂から、何度この笹原を見下ろしたことだろう。
いつかきっと・・と思いながら、何年過ぎただろう。

時間は少し早かったけれど、思ったよりお腹も空いたので昼ご飯にする。
よりなにより、ここでのんびり釈迦を見上げながら昼ご飯・・・これが憧れだった。
風を避け窪地に腰をおろし、温かいうどん。
これ以上の贅沢があるだろうか・・・(って、同じこと言ってますけど・・ 汗)
ずっと遠くに見るだけだったあけぼの平、その笹原に、それもこんな秋の日に・・。
・・・・・
「行っても何~んにもありませんよ」
スロトレさんに言われたけれど、そんなの、行った人だけが言える言葉やん。
何もない 槍の尾の頭を確かめに独り走る。
シャクナゲを掻き分けかいくぐり10分ほどの山頂は、やっぱり、な~んにもなかった (×_×;)

・・・・・

▲あけぼの平から遠く明星ヶ岳 右:七面山西峰

▲七面山西峰 中央:東峰 右:仏生ケ岳

▲東峰の絶壁を横から見る
深い宇無ノ川の谷底から突き上げる斜面。
その斜面の上に垂直に聳える絶壁。凄い眺めだった。
・・・・・・・
12:00 東峰(登山口分岐)
東峰まで戻り、八経と釈迦に別れを告げ、後はひたすら下るのみだ。

木の根やシャクナゲが複雑に絡み合った痩せ尾根をぐいぐい下る。

時々脚を止めて、木の間から垣間見える神仙平に心を残しながら・・。

12:55 七面尾分岐

▲七面尾分岐付近には美しいブナ林が広がる
13:15 七面山登山口

風は相変わらず吹いていた。
秋が終わる日・・そんな言葉が頭をよぎった。
風に吹き寄せられた落ち葉をガサゴソ踏みしめながら、秋の終わりの儚さと切なさを全身で感じていた。

14:40 駐車地
・・・・・・
いつの日か・・と思い続けた憧れのコース。
今も目を閉じるとあの大峰の二日間が、次々と瞼に浮かんでくる。
一緒に歩いてくれたスロトレさん、ありがとう!
またいつか。
1日目(神仙平から楊子ケ宿)レポ⇒こちら
2日目ルート

[edit]
秋 行く 神仙平から七面山 2015年10月24日25日
2015/11/22
Sun. 11:16

10月末やっと七面山に行くことが出来ました。
それも、神仙平から奥駈、七面山と周回するという憧れのルートで。
山行から一月も経ってしまって、今更ね~・・・
とは思いつつ、やっと行けた念願のコース、その記録にと一応写真ベタベタでアップ。
・
「昨年のリベンジ、神仙平から奥駈を詰め七面周回なんていかがですか?
林道もどうにか歩けるようなので・・」
スロートレックさんの急なお誘いに手を挙げたのは、例によっていつも何の予定もない私一人。
・・・・・
■山行日■ 2015年10月24日(土)・25日(日) 両日とも晴れ
■行き先■ 神仙平・七面山
■コース■
24日 8:55林道途中駐車地――11:05七面山登山口――13:00林道終点13:20――14:00神仙平14:30――15:30奥駈道15:40――15:50舟のタワ――16:30楊子ケ宿小屋
25日 小屋8:00――8:30楊子ノ森8:45――9:50七面山東峰――10:00西峰――10:25あけぼの平(槍の尾の頭ピストン)11:40――12:00東峰――13:15七面山登山口――14:40駐車地
・・・・・
五條市大塔支所から高野辻経由で篠原の集落へ。
落ち葉に埋もれた落石に注意しながら篠原林道を詰める。
湯ノ又から先の洗い越のすぐ手前まで進入できるらしかったけれど、慎重にかなり手前で路肩に駐車した。
長い長い林道歩きの始まりだった。
・・・・・・
林道はやっぱり思った通り長かった。
というか、神仙平のほんの少し手前まで8キロ余り、ずっと崩壊した林道歩き。
洗い越(と言うらしい)の冠水堰堤から少し先の一番崩壊した箇所の高巻きを終えると、後はそれほど通過困難というほどでもない。
いつもながら振り返っては喋り、立ち止っては喋りで退屈することはなかったけれど、独りならとても歩けないだろう・・というほどの距離だった。
▲洗い越(と呼ぶらしい)の冠水堰堤
▲一番注意を要した所。
ネットで見るよりずっと高度あり。
こんな所にも誰かがトラロープを張ってくれていることに驚き。
でも、もう少し崩壊が進めば突破することは難しくなるだろう。
▲こんな所はいくつも。
写真を撮るのが面倒になるくらい次々に現れる崩壊箇所。
▲もう、笑うしかない
11:05~11:25 七面山登山口
▲2時間ほどで七面山登山口
そして、更に林道歩きは続く。
▲谷を隔てて左に明星ヶ岳へと延びる尾根、中尾ノ背を見ながら
この辺りでやっと雲が流れ青空が広がってくる。
・・・・・・・
七面山登山口を過ぎしばらく行くと、前方の視界が開ける。
まだまだ遠く奥駈稜線。そして、そのすぐ下に光り輝く草付の斜面。
神仙平だった。
・・・・・
数年前奥駈を縦走した時、稜線から見下ろした神仙平。
神仙平の上高く 大峰の神々が飛翔する
・・いったいいつから誰が言いだしたのだろう・・。
でも、この時見下ろした神仙平は、思い描いていた感動的な斜面とは程遠く、
ひっそりと侘しい枯草の斜面だった。
それはそれで、何かしら心の奥深く沁みいるような眺めではあったけれど・・・。
・・・・・・・
けれど、今日初めて下から見上げる斜面は・・。
仰ぐような高みに、秋の光を浴びて神々しいばかりの輝きを放っていた。
近づくにつれますます見上げる角度にせり上がる神仙平。
空はますます蒼く
見上げる斜面はますます神々しいばかりの眩さ・・・
・・なんて、かなりハイになりながら・・・林道歩きはまだまだ続く。
・・・・・・・・
13:00~13:20 林道終点
駐車地から4時間で、やっと林道終点。
カラハッソウ谷を詰め神仙平に・・なんて、この数年呪文のように言っていたけれど、谷は大きく崩れ先の様子も分からず右の植林帯から登ることにする。
「カラハッソウ谷を詰めたかったんですけどね・・
谷の途中、岩の間から見上げる神仙平が素晴らしいんやけどな・・・」
過去二度ともここを這い上がっているスロトレさんは、何とも残念そうだった。
▲林道終点先のカラハッソウ谷
▲どこを歩いても行き詰まることはなさそうな植林帯
・・・・・
けもの道のような踏み跡を拾いながら、ゆるゆる登ること30分余りで神仙平の末端に飛び出す。
やっとやっと着いた!!
とは言うものの、まだ神仙平の末端。シダを踏み分け中ほどの傾斜の緩んだところまで這い上がり大休止。
▲末端に飛び出す
14:00~14:30 神仙平
時間は既に2時だった。
のんびり昼ご飯の後はごろりと横になり昼寝タイム・・なんて、そんな時間もなく、とりあえずお握りで昼ご飯。
穏やかな秋の日差しが降り注ぐ。
長閑に広がる斜面。
吹き抜ける風。
林道から見た遥かな高みに神々しいばかりに輝いていた斜面。
将に大峰の神様が舞い降りる地・・・そんな気さえした。
けれど、今自分が立っているのは、そんな神秘的な眺めではなく、
秋の日に穏やかに広がるどこまでも美しい斜面だった。
神様はこんな穏やかな時には現れないのかもしれなかった・・・。
▲縦に何本かのゴーロ帯
▲奥駈はすぐ上
・・・・・・
奥駈の稜線は手の届きそうなところにあって、15分くらい?いや、2、30分もあれば辿り着きそうに見えた。
が、そんな甘いことはなくて、どんどん傾斜はきつくなり、ずり落ちないように木の枝につかまりながら脹脛が悲鳴をあげる寸前で、やっぱり1時間近くもかかって登りつく。
夕暮れの気配が忍び寄る奥駈道。
南に少しで舟のタワだった。
▲最後は木に捕まりながらの急斜面
15:30~15:40 奥駈
▲夕風の吹く舟のタワ
▲初めて八経が姿を見せる
▲楊子ケ宿まで0.7km
▲草むらに落ちていた錆びついた道標
これは、今日歩いてきたルート?ですよね?
以前は歩かれていた道なんや・・。
こんな夕暮れ時、こんな所を歩いているなんて、何と贅沢なんだろう・・。
気持ちは少しばかり急くけれど、一足一足落ち葉を踏みしめながら夕暮れの奥駈道を全身で感じていた。
▲夕暮れの楊子ケ宿跡
楊子ケ宿小屋、4時半着。
急いで水を汲みに行くが、一本の管からちょろちょろ流れているだけ。
小屋に戻り慌てて夕陽を観に行ったけれど、既に日は沈んだ後だった。
三度目のこの小屋。
先客がいらっしゃって初めて2階に上がる。
弥山、八経と釈迦ケ岳の丁度真ん中、大峰の核心部にこんなにも快適な小屋があることに感謝。
スロトレさんのザックから出てきたレギュラー6本のビールに驚いていると、
「足りなかったらなんなんで・・」と更にロング缶にウイスキー!
ルネオバ準備の鍋(もちろんスロトレさんボッカ)も美味しくて、
やっと来れた神仙平、懐かしい夕暮れの奥駈道、
明日の七面山への期待にも少しばかりハイになり、少し遅くまで喋りすぎたかもしれない。
夜中、強い風の音に何度か目を覚ます。
窓から覗く空は雲が広がり星は見えなかった。
2日目に続く⇒こちら
1日目ルート
[edit]
陽希クン歓迎? 釈迦ケ岳
2015/11/06
Fri. 15:15

前回の百名山に続き、 『グレートトラバース 二百名山一筆書き』 が凄いことになっているらしい。
番組の人気というより、田中陽希クン人気が大フィーバーしているらしい。
山頂で何時間も待ち出迎えたり、道路を走っているのを待ち構えて声援を送ったり。
その陽希クンが関西に入ったらしい。
先日の武奈ヶ岳では山頂で100人以上が出迎えたとか。
そして、予定では5日に大峰の釈迦ケ岳だという。
おお!我らが大峰の、それも、釈迦ケ岳に!!!
これは?山頂で?お出迎え?・・・・なんてのも、あり?かも?
が、よく考えてみると5日はどうしても外せない所用あり。
諦めた。
前日、山友から送られてきたLine画像。
国道を走行中の田中クンに遭遇したらしい。

夕暮れの田舎道をうつむき加減に歩く姿が変に労しい。
ついで、送られてくる田中君の位置情報。
で、釈迦予定の5日も次々に位置情報が送られてきて・・・。
もうよろし!!
ほんまにもう・・・仕事してるのんかいな・・? ┐( -_-)┌
結局5日は釈迦ヶ岳には到達できず上北山村で宿泊されたらしい。
・・・ということは?登るのは明日?
空いてる!
行けるやん!!
いえ、何やかや忙しいけど(汗)、明日なら何とか予定をやりくりしたら・・・・!!
けど、山頂でお出迎えしようと思ったら、未明ヘッ電で登山開始せなあかんやん・・
つい3日前に登ったばかりやのに・・・。
実はワタクシ3日前の11月3日、前鬼からピストンで釈迦ケ岳へ登ったばかりなのです。
いやいや、こんなチャンスは滅多にあらへんし・・。
我らが大峰の釈迦ケ岳で、陽希クンをお出迎えーー!!!
・・・・
・・・・
真っ暗な山道をヘッ電の灯りだけを頼りに黙々と登る。
夜は次第に明けてきて、朝の光の中お釈迦様が迎えてくれる。
「なんや あんた、また来たんかいな・・しょうないな~」・・って呆れ顔。
風の吹き付ける山頂で震えながら待つこと数時間。
遂に、遂に陽希クンが・・・・
そして・・・

・・・・zzZ(-.-)zz
はっと目が覚めると、カーテンの隙間から眩しい光が・・。
朝やん!!
夢、だったのね・・・・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
スミマセン、遊んでみました。・・ヒマ? ( ̄~ ̄;)
前回の百名山の時も第2集と第3集(だったかな?)をチラッと観ただけ。
陽希ファンなんて言えないのですが、その後毎朝15分ずつ放送していた
『グレートトラバース 15min.』 は録画して観ていました。
チラ観した特集では十分に感じ取れなかった、田中陽希さんの人柄が魅力的でした。
純粋無垢な子どものようなひたむきさ、素直さがストレートに伝わってきて面白かった。
それにしても、このフィーバーぶり、
御本人にとっても戸惑うことも多いのかも・・。
時には独り静かな山頂でぼけ~・・としたいでしょうに・・・と同情してしまうのは私だけではないですよね・・。
*陽気さんの画像ネットから借用しました。スミマセン。
著作権侵害だとか、言わないでくださいね m(_ _)m
=追加=
『日本二百名山一筆書き』 陽希くん日記 (11月1日 広がる輪)
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遥かな尾瀬 3日目
2015/10/30
Fri. 13:17
深い霧に包まれた尾瀬ヶ原。
その霧の中から背の高い人影が近づいてくる。
小屋に荷を運ぶボッカさんだった。
そして、次第に鮮やかな色彩に包まれていく湿原。
今も目をつむれば、そのコツコツという足音さえ聞こえてくるようなそんな気がするのだ。
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■山行日■ 2015年9月20日~22日 3日目・・・22日 晴れ
■行き先■ 尾瀬 3日目・・・見晴から至仏経由下山
■コース■ 見晴6:00――6:40竜宮小屋――7:20牛首分岐――8:10山ノ鼻8:40――11:30至仏山12:40――15:15鳩待峠
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6:00 見晴出発
尾瀬ヶ原は深い霧に包まれていた。

その霧の中に延びる一本の道。
前を行く相方の背中がたちまち霧の中に吸い込まれていく。

草も花も木道もしっとりと濡れていた。
静かな静かな朝。
記憶の中にあるあの朝と同じ・・。

ふと通り過ぎる風に霧が揺らぐ。
数歩歩いては立ち止り霧の中にカメラを向ける。で、また2,3歩進んではカメラを取り出す。
そんなことの繰り返しでやっと竜宮小屋。
6:40 竜宮小屋。

そこから先もずっと同じような調子で、脚がなかなか進まなかった。
霧は少しずつ少しずつ上がっていく。


もしかしたら?今日は 白い虹 が観られるかもしれない・・。
白い虹。
普通、虹は雨粒に太陽の光が当たり分散、スペクトルとなって七色に見える。
それに対して、霧の粒子は細かいので、光は分散されず虹は白く見えるのだとか。
尾瀬ではよく晴れた日の早朝、稀に観られるらしい。

前方の霧の中に目を凝らしながら一歩一歩。
時折振り返っては霧の中の白い太陽をふり仰ぐ。
余りにも歩みが遅いので、相方は呆れて先に行ってしまう。

霧が途切れ青空がちらりと覗き始める。
そこから霧がすっかり消えてしまうのはあっという間だった。
白い虹はついに現れず。
目の前には眩いばかりの秋色に染まった鮮やかな湿原。

水面(みなも)に映る碧い空。

水の中の碧空にゆらゆら揺れるヒツジグサ。

振り返れば、燧ケ岳の山頂が雲の中から姿を見せ始めていた。

行く手には朝日を浴びて至仏山がどっしり横たわる。
山ノ鼻から直登の登山道が山頂に向かって伸びているのが見てとれた。
8:10~8:40 山ノ鼻
「ゆっくり時間を見積もっても、山ノ鼻出発8時にはイケるよね」
なんて言ってたのにとんでもなかった。
一足先に山ノ鼻に着いていた相方を探し、登山者の群れの中をウロウロ。
やっと巡り合えて水を補給、至仏山へ向かう。

山ノ鼻からは至仏山へはCT3時間。
蛇紋岩という滑りやすい岩で、上りの一方通行。
『植生保護と登山者の安全のため上りでの利用をお願いします』と看板。
さあそれから山頂までのキツかったこと!
食糧などかなり減っているはずなのにザックが重い。
二日間の疲れが溜まっているのか、なかなか足が上がらなかった。
日帰りや小屋泊のハイカーに次々と追い越されながら、汗だくでひたすら足を前に出す。

小一時間登ると、茶色い蛇紋岩が現れ始める。
なるほど、つるつると滑りやすいこと。
足の置場に気を遣いながらひたすら登る。
森林限界を過ぎた辺りから、そのしんどさを忘れさせてくれるような景色が眼下に広がる。

振り返ると、箱庭のような尾瀬ヶ原。その向こうに燧ケ岳。
その左手には、昨日見ることが出来なかった会津駒ヶ岳も姿を見せ始める。
登るにつれ男体山や日光白根山、そして、すぐ北には平ヶ岳の長大な山頂も見えてきた。
三日間で一番の晴れだった。

▲山ノ鼻の小屋群がすぐ下に
2時間近くの急登が終わり山頂部に出ると、そこからは緩やかな階段。
疲れ果てた体にはこの段差の小さい階段が嬉しかった。

つい2、3年ほど前までは「階段なんてつまらない」なんて思ってたのに・・。
奥秩父の大弛峠から北奥千丈ケ岳へ続く(皇太子のために整備されたという)階段を登りながら
「山歩きの醍醐味を奪うだけで何の面白みもない!」と悪態をついていたというのに・・。
大台ケ原の正木ヶ嶺の階段を「歩きやすくて嬉しい」なんて言う山友だちに「理解できひん」なんて言ってたのに・・。
(もちろんこれらの階段は登山道の荒廃を最小限に食い止めるためであることは分かっているのですが)
この緩やかな階段の嬉しいことと言ったら・・。
いつまでも若くはないのよね・・。
時は過ぎゆくものなのね・・。(当たり前やけど・・)
ともあれ、やっとやっとで至仏山到着!

▲山頂に足を踏み入れた瞬間
とりあえず、もう登らなくてもいいと思うと嬉しさがこみあげてきた。
11:30~12:40 至仏山山頂
登山者でごった返す山頂。
写真撮影も並んで順番に。
でも、そんな大混雑も少しも気にならなかった。

周りを取り囲む山々。
燧、会津駒、日光白根山はもちろん、すぐ目の前にギザギザは武尊山(ほたかやま)。
北側すぐ向こうには、もう足跡をしるすこともないだろう懐かしの平ヶ岳。
その左には越後駒?辺りの山並み。
で、巻磯山から谷川岳。一の倉沢の絶壁が正面になるのか・・。
あ、向こうの山頂部のだだっ広いのは苗場山・・。
あれ?北アも見えてるやん!
なんて、地図を手にああでもない、こうでもないと山座同定。
(写真、いまいちなのでパスします)
結局、昼ご飯も含めて1時間以上、賑わう山頂でのんびりと時を過ごしたのでした。
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小至仏山への稜線。
正面には特徴のあるギザギザが魅力的な武尊山(ほたかやま)。
その左には赤城山も。(この翌日登り、反対側からこちらを眺めることになりました)

男体山方面の山もいつまでも見えていた。

笠ヶ岳の分岐を過ぎた辺りの小さな湿原。
午後の光に草紅葉が燃えていた。

15:15 鳩待峠

鳩待名物 花豆ソフトクリームで乾杯
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もう一度、と憧れ続けた尾瀬。
これ以上ないくらい美しい尾瀬を味わわせてもらった。
朝霧の湿原を歩き、念願の燧にも至仏にも登れた。
三条の滝にも足を延ばすことができた。
願ったすべてのことを叶えさせてもらったと思っている。
沼尻の休憩所の焼失は衝撃的だったけれど、これも尾瀬の歴史の一コマに立ち会ったということでは感慨深いものがある。
遥かだった尾瀬。
遠い昔のセピア色の尾瀬。
オーバーラップしてこの日の鮮やかな秋色の尾瀬が今は瞼に浮かんでくる。
我儘な行程に付き合ってくれた相方にも感謝。
〇プロローグ『遥かな尾瀬』
〇昔のアルバムから 『セピア色の尾瀬』
1日目(鳩待峠から見晴、三条の滝)⇒こちら
2日目(衝撃的な出来事に遭遇 燧ケ岳)⇒こちら
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